2018年3月27日火曜日

究極のファンタジー・ロマンス

きょうの予定は昼時に駿府城公園の桜を愛でて,その後第90回アカデミー作品賞に輝いた映画「シェイプ・オブ・ウォーター」の鑑賞です.  ニュースでは静岡県もソメイヨシノ満開宣言が出たとのことですが,公園内の桜は七分咲きといったところでしょうか.写真もいくらか撮りましたが天気が今一すぐれず曇りがちな一日でしたので晴天予想の明日もう一度桜を撮りまくろうと思います.  さて,「シェイプ・オブ・ウォーター」です.アカデミー作品賞を獲るほどの話題作品ですので大筋は分かっていたのですが,昨日観たばかりの「ゴースト」と,在り得ないものを媒介としている点では若干共通するファンタジー・ロマンス作品でした.  “異質なもの”との隔離が時代背景とともに巧みに描かれていたと感じます.車好きにはキャデラックの良き時代のデザインが懐かしさを呼びます.主演のサリー・ホーキンスは映画「ブルー・ジャスミン」(2013年)での主演女優ケイト・ブランシェットのしょーもない妹役といった脇役の印象なのですが,本作品ではその脇役性が生かされていたような気がします. チラシの副題にある“切なくも愛おしい愛の物語”,ギレルモ・デリ・トロ監督の語る“混沌とした時代に贈る美しいおとぎ話”といった映画でした. やはりラストシーンには泣かされました.幻想的なそのシーンは水の惑星地球への愛をも感じ取れました.“水”はすべての生き物の源泉なのだと.
静鉄の新車両
お堀の桜
シネ・ギャラリーのあるサールナートホール

0 件のコメント:

コメントを投稿