2017年10月30日月曜日

viva!ニーノ・ロータ

先日の「らららクラシック」はニーノ・ロータ特集でした.ニーノ・ロータは映画音楽作曲家として有名ですが,本人はクラシック音楽の作曲家として生きる道を目指していました.映画音楽を手掛けては酷評を浴びますが,そのうちそうした作曲活動に本来目指す道が開けてきます.  映画監督の巨匠フェデリコ・フェリーニとのタイアップで多くの作曲を手掛けていますが,初期の名作「道」では,監督の妻がジェルソミーナ役を演じ,テーマ曲が流れるシーンは印象的でした.  ヒット作「太陽がいっぱい」で流れるテーマ曲では,眩い地中海の景色の中でドロンの影を感じさせるマンドリンの音色がなんともいえず憂いを感じさせました.  その後の「ロミオとジュリエット」,「ゴッドファーザー」のメロディーの美しさはこの上ないほどです.  私がマンドリン演奏を続けている理由の一つがイタリア音楽の美しさにあります.マンドリン発祥の地イタリアで作曲されたマンドリンのオリジナル曲はまさしくそのエッセンスそのものであり,演奏するたびに気持ちが高揚します. と同時にマンドリンを日本に知らしめた古賀メロディーに通じるマイナー感はイタリア民謡にも通じるところがあります.  ニーノ・ロータは北イタリアのミラノの生まれです.オペラの殿堂ミラノ・スカラ座での作品公演を夢見ていたに違いありませんが,「ゴッドファーザーⅡ」のアカデミー作曲賞受賞は別なる道への成功の証となりました.

2017年10月28日土曜日

いまごろスマホデビュー

定年退職以来使用していたガラケーが更新時期を迎え,ようやくスマホへの切り替えを決心しました.などと大げさなことではないのですが,私のごとく自由人にしてみれば時間に追われる訳でもなく,自宅のPCさえあればとりあえずの用は足ります.ガラケーにしても使うのは電話,メール,メモ,スケジュール管理程度の極限られた機能のみですし,写真はミラーレスのデジタル1眼で十分な写真が撮れます.従ってガラケーの3~4倍の通信費を払ってまでスマホを使う必要性は無しとのスタンスできたのですが,昨今のスペックの向上と普及率のアップは様々な業界のサービス対象がスマホを介したものを主体としている傾向を一層顕著なものにしましたし,私自身が身近に感じるのは音楽仲間のほとんどが連絡手段としてラインを使用していることで,私のような一部がe-mailだったりすると連絡漏れが生じたり,通信料の負担をかけているのではと引け目を感じることがあります.それとこうした時代を象徴するような利便性に優れた機器を使いこなすことで世代を超えた話題にも加わることができます.  そんな訳で高い通信費には目をつむり,スマホに切り替えることにしました.格安スマホの選択もあるのですが,スマホ初心者としてはやはり,高めではあってもメジャーキャリアが心強いと思い,メアドも変えることなく切り替えることにしました.親しい友人にはメールで伝えましたが,ラインの取り込みもこれからです.まず基本操作から慣れていかないといけません.

2017年10月26日木曜日

感じる映画

何年か前からBS放送の映画を録画してはDVD,BDにダビングしていてかなりの枚数になっていますが,録画しただけで観ていない映画もかなりあります. 俳優ケビン・コスナーの映画は「ボディーガード」くらいしか観ていないのですが,一昨日録画した「メッセージ・イン・ア・ボトル」は冒頭から何となく惹かれ,通して観ました.Web上での映画ファンの評判はあまり芳しくないようですが,私はこんなのが好きです.最後は悲恋で終わりますが,映像のタッチやストーリーのテンポはほどよく,女優ロビン・ライトの表情がなんとも素敵です.彼女の別れの言葉「じゃ捕まえて」は私が学生だった頃の初な恋愛を思い出させました.そうそうポール・ニューマンのダディ役もなかなかの味でした.久々に「マディソン郡の橋」も観てみたくなりました.

2017年10月23日月曜日

富士山初冠雪

台風一過の晴天です.昨夜3時頃に御前崎に上陸した台風は明け方までに静岡県中部地方を通り抜け朝方は陽射しが戻りました.たまっていた洗濯物もよく乾きました. 台風の通過は大陸の冷気を呼び込み,富士山の初冠雪が観測されました.平年より23日遅いようですが,最も遅かった昨年よりは3日早かったとのことです.札幌でも初雪が観測されました.季節は確実に変わりつつあります.

2017年10月22日日曜日

超大型台風襲来の衆院選挙

第48回衆議院選挙は大方の予想通り,与党の圧倒的勝利に終わりそうです.政権のご都合解散となった今回の総選挙は政権批判票の受け皿が割れたままとなり,そうした票は割れ目からあれよあれよと流れ出て地に吸い込まれてしまいました.台風の目ともなり得た野党勢力もいつしか萎んでしまい,与党からすれば台風どこへやらの思いでしょう.  今夜半は本物の超大型台風が日本列島に向けてまっしぐらに接近しつつあります.窓に吹きつける生温かい強風はこれまでのものとは異質にも感じられます.無事夜明けが迎えられますように!

3人飲み会

小学校同期3人飲み会は今年1月,8月と不定期に集まっていますが,食材が美味しくなる時季到来とのことで,酒飲みとしてはついつい出かけたくなります.今宵の店は出てくる料理に工夫が施され,酒とともに存分に楽しめました.酒がまわったところでカラオケ,最後はバーで1杯.秋の夜長をとことん飲み明かしました.
刺身盛り合わせ 新鮮!
冬瓜の揚げ物 美味!
締めのPTKG Pはプレミアム!

2017年10月19日木曜日

ロダン没後100年”考える人”

昨日は秋の長雨が続く中,貴重な晴れ間がのぞきましたので静岡県立美術館を訪れてみました.ロダン館を併設する静岡県立美術館としてはロダン没後100年記念事業の様々な企画が開催されていることもあり,生きがい特派員の取材も兼ねての訪問です.ロダン館には代表作品の「カレーの市民」,「地獄の門」,「考える人」が展示されています.「カレーの市民」の制作には依頼主からの要望に反してロダン自身の考え方を全面的に盛り込みました.「地獄の門」は関心を寄せていたダンテの長編詩「神曲」の「地獄篇」を参考に構想を練り,ロダン独自の地獄を表現しています.「考える人」は「地獄の門」からの単体として作られた作品で詩人のダンテを表現したものとも云われています.これら作品群と対峙しますと人の根源的な力強さや神秘的な荘厳さが伝わってまいります. さて,世間ではいわれのない性急な解散による総選挙の話題で大にぎわい.まとまるべき野党も新勢力の登場で野党第一党からして空中分解.話題性だけは豊富ですが,理念やら政策やらが交錯していて支持政党無し層はどう流れることやら.台風接近のどさくさ紛れで与党優位か・・・私はとうに期日前投票してしまいましたが.有権者よ!今こそ「考える人」になれ!とはロダンの嘆きかも.

2017年10月12日木曜日

夕焼け

昨日はJMUが創立50周年記念として定めた「マンドリンの日」でした.武井守成氏生誕の日にあたります.ビアンカの練習会場としても利用したことがある滝野川会館にて,新進気鋭のソリストやビアンカ等小編成アンサンブルによる演奏が繰り広げられたようです.残念ながら行きそびれてしまいましたが,今後の経過に注目していきたいと思います.  夕焼けがきれいでしたので撮りました.明日から天気が崩れるとの予報でしたので,夕焼けは意外でした.マンドリン界の明日はどうなることやら.いやいやそれどころじゃない!明日の日本はどうなる?

2017年10月8日日曜日

懐かしのオールドカー達

久しぶりに暑い陽射しの日曜日.すぐ近くの自動車専門学校で昭和のクルマを集めたフェスティバルが行われていたので散歩がてら出かけました. 毎年この時期に開催されるプレミアムワールド・モーターフェア静岡は今回は,来週の土日で愛好会の合宿と重なってしまいましたので,今年は本日のオールドカーを眺めてクルマ達の見納めとなります. さてオールドカーを見る楽しさはクルマ好きだった少年時代にタイムスリップできることです.車高を落としたベレGやスカGに憧れていたものです.そんな昭和の名車達に久々に出会えて心ウキウキでしたが,今後10年ほどでほとんどが電気自動車に取って代わる時代となりそうです.その頃の少年達はそんなクルマに心ときめくことがあるのでしょうか.
いすずベレットGT
日産スカイラインGT‐R
トヨタ1600GT
日産ブルーバードSSS
日産フェアレディー
日産チェリーX‐1・R
プリンスグロリア
マツダコスモスポーツ
日野コンテッサ
リアエンジン
ホンダS600
マツダキャロル
スバル360
MG
カルマンギア
フェラーリ
トライアンフ
シトロエン

2017年10月2日月曜日

親父の引っ越し

ここ数か月の間,悩みの種でした案件がようやく解決に至りました. 7年ほど前から親父が入所していたグループホーム(認知症対応型共同生活介護)の責任者から,親父の身体状況が共同生活介護の範囲を超えて管理困難な状態であることから,早期の退所を勧告されていましたが,思ったよりも早く新しい施設への入所ができました. いつかは退所せねばならないことは感じてはいましたが,いざ早期にと迫られると何から始めればよいのかも分からず,とりあえず市役所の介護保険課を訪ねました.幸い,対象施設や介護サービスに詳しい方が相談窓口で対応していただいたため大まかな状況がつかめました. 次に訪れたのは地域包括支援センターです.ここではセンター長の方から実際の施設の状況等を教えていただきとても参考になりました. そして何軒か施設訪問をしてみて,現場の様子や施設員の対応等を判断して1軒にしぼり,入所申し込みを行いました.その後2週間ほどで審査通過結果をいただき,その1週間後の本日入所できました.もし審査が通らなかったら,また一から施設探しをせねばならないことを考えれば,一発目で入所先が決まり本当に安堵したところです.  新施設での入所契約等の書類手続きを済ませ,親父の様子を伺いに行ったところ丁度昼食が始まったところでしたが,周りの入所者や新スタッフとの違和感も無く食事をとっておりました.  これまでのグループホームにくらべ,距離的にはかなり遠方になってしまいましたが,施設としては管理の行き届いた立派な施設であり,何と言っても自己負担分が1/2程度に減額となることが大きなメリットです.あとは環境が変わることにより,親父の身体状況が少しでも好転してくれれば言うこと無しです.
新たな入所先
隣りは特養