2014年5月28日水曜日

LED ZEPPELIN・CELEBRATION DAY

数日前,何となくTVを見ていましたら,なんとジミー・ペイジが出ていて何やらインタビューを受けているようでした.映像はすぐ終わってしまいましたが,たしかその時に2007年ZEP再結成ライブの模様も映されたような.それ以来,このライブDVDは是非見たいものだと思っておりましたが,先日ついに買ってしまいました. ライブは2007年12月ロンドンO2アリーナに18,000人の幸運な観客を集め行われたものです. 再結成といっても,ドラマーのジョン・ボーナム(通称ボンゾ)は1980年に事故死のためフルメンバーではないのですが,彼の息子のジェイソン・ボーナムがドラマーとして参加しています.勿論パワフルなドラミングではあるのですが,オヤジの持つ重戦車のような響きとは少し異なります.ペイジはボンゾの死後,後継ドラマーを検討したようですが,やはりZEPサウンドにおけるボンゾの存在は他に替え難く,やむなくZEP解散へと至ります. オープニングナンバーは「グッドタイムズ・バッドタイムズ」から始まりパワー全開!ボーカルのロバート・プラントが「これまでの10枚のアルバムからどうしても外せない曲」とコメントした「幻惑されて」あたりではまさにZEPの世界!おどろおどろしいフレーズの轟音の中で完全にぶちのめさせられます.視覚的にもバイオリンの弓でレスポールをかき鳴らすペイジの演奏スタイルはまさにペイジならではのアイコンです.ギターを歯で弾いたり,時には燃やしてしまった奇人ジミヘンでも思いつかない,白人固有の異次元の世界観でしょう.名曲「天国への階段」におけるダブルネックギターのプレイも同様ペイジのアイコンです.ライブラストの「カシミール」で会場は最高潮に達し,アンコールでは「胸いっぱいの愛を」,「ロックン・ロール」でロックバンドとしての駄目押しで観客を完璧にノックアウトです. 実にコアな2時間でした.それにしても最年長のペイジは63歳でのライブロックコンサートとなりました.たしかに体力的には相当ハードだったと思われますが,往年のギタープレイスタイルは健在で,レスポールを腰下の低い位置で弾く姿は相変わらずカッコいい!ストーンズだって70代で現役してますし. そういえば,録画してあったジェフ・ベックの2007年11月ロンドンのジャズクラブ,ロニー・スコッツでのライブコンサートには観客席にロバート・プラント,ジミー・ペイジが写っていました.当日のゲストはエリック・クラプトンでしたし.このコンサートの翌月にZEPが19年ぶりとなるコンサートを行ったわけですね.ロンドンはまさしくブリティッシュロック復活に沸いたことでしょう. それほどロックに詳しくない私にとりましてはZEPは史上最強のバンドであり続けます.
※高校時代憧れたJimmy Pageのギタープレイ

2014年5月25日日曜日

ギター教室発表会

今回の教室発表会はギタリスト柴田杏里さん指導による静岡教室生徒さんの発表会です.会場はAOI8階ホールで,600余席に観客は数十人しかいません.演奏会前に出演者の一人であるNさんに訊いたところ,チラシは作成したけどほとんど拡宣はしていないとのこと.出演者の家族すら呼んでないとか.愛好会ギターパートのメンバーとしてNさんともう一人Sさんが出演されていますが,愛好会メンバーの観客もまばら.マンドリン合奏におけるギターパートのメンバーがどのような独奏曲に挑戦しているかを伺える貴重な機会なのにちと寂しいですね.それにしてもこのような少ない観客でも当ホールを会場としている意味が,演奏を聴いているうちに理解できました.先般の愛好会サロンコンサートは当ホールのひとつ下の7階講堂にて行われたのですが,Nさんがその時と同じ曲を演奏し,その響きの違いが歴然としていました.天井が圧倒的に高く,観客もほとんど少ないため音が吸収されず,ホール全体に響くのです.奏者のそれぞれはキャリアや技量の差はありましたが,どのギターもいい音を響かせていました.これだけのホールでただ一人独奏をするのはかなりのプレッシャーもあるでしょうが,むしろホールを独り占めしているがごとく,自分の音を楽しめればそれだけで発表会の出演者としては満足できるのではないでしょうか.さて,愛好会メンバーのお二人とも素晴らしい演奏を披露してくれました.些細なミスタッチなど気にさせない音楽を奏でていました.拍手!その他,アマチュアギタリストとして上手いなあと思わせる奏者が2~3人おりました.でも最後に講師演奏された杏里さんの演奏には圧倒されました.スティーブ・ハウ作の現代曲からバッハのVnパルティータ2番よりアルマンド,ジーク,スペインものでエスパニアカーニとさすがはプロ!ぐぅの音も出ない圧巻の演奏でした.講師だけに生徒が上手い演奏するほどプレッシャーがあるのでしょうが,この差は歴然ですね.それを生業としているのだから当たり前と言ってしまえばそれまでですが,プロとアマの違いを見せつけてくれたような気がいたします.杏里さんとはある演奏会打上会で共に飲んだ仲ではあるのですが,還暦を過ぎてなお,これだけのバイタリティ溢れる演奏を聴かせていただけるなんて感激ものです.今宵も泡盛が進んでいることでしょう.

2014年5月24日土曜日

静響コンサート

静岡交響楽団(静響)は1988年に静岡県内初のプロ・オーケストラとしてスタートした楽団です.もうひとつ静岡フィルハーモニー管弦楽団(静フィル)というのがあり,こちらは1977年静岡市を中心とする音楽愛好家が集まり創立されとありますので,いわゆるアマチュアによる市民オケ的存在かと思います.現在はいずれも特定非営利活動法人として演奏活動を展開しているようです.本日のコンサートは静響によるユーフォニア・シリーズvol.1「青島広志の軽妙なトークによる~聞いておきたい名曲ばかり!~」です. 会場の「しずぎんホール ユーフォニア」は静岡銀行呉服町支店の8階にある462席の小ホールで,マンドリン合奏団の演奏会でも使われる身近なコンサートホールです.青島広志さんはテレビ等でもお馴染みのクラシック音楽家で,指揮とともに語られるトークが面白いとの評判です.文字通り名曲ばかりのプログラムだし,ユーモア溢れるトークが客を飽きさせません.クラシック演奏会では寝てしまいがちなカミさんも楽しげに聞き入っておりました.水上の音楽~アラ・ホーンパイプやG線上のアリア,ハンガリー舞曲6番,威風堂々などはマンドリン合奏でも演奏経験があるので大いに楽しめました.演奏では奏者の気が入ると体にも動きとして表れてくるものですが,ラストの威風堂々での1stバイオリン奏者が弓を上に弾き切る姿はなんともカッコいいですね.マンドリン演奏でも弾き切る時は多くがダウンストロークなので腕を下方に振り下ろすのですが,反動で腕を上に振り上げます.これが自然にでると,客席からもいかにも弾き切ったように見え(と思うのでが)気分のいいものです.昨年まで在籍していたBFでは多くの奏者が自然な動きで腕を振り上げていました.本日のアンコールはラデツキー行進曲.青島さんが客席の手拍子を導き盛り上げてくれました.一瞬,ウィーンフィルのニューイヤーコンサート会場にいるかのような気分になりました.演奏終了後はロビーにて楽団員や青島さんとの語らいの場が持たれましたが,クラシック音楽をより身近に感じてもらえたらといった趣旨のようです.私は興味があったのですが,時間の関係で少ししかおれませんでしたし,寄られた観客も少なかったようでした.企画側としては残念だったでしょうが,試みとしては面白いと思います.とにかくクラシック音楽を気楽に楽しめた一夜でした.

2014年5月16日金曜日

決起集会

サラリーマンの頃はよく期首やイベント前などに決起集会と名打って飲み会が行われたものですが,本日は愛好会の40回記念定演実行委員会の決起集会.記念イベントを前に委員の皆さんの役割確認とモチベーションアップが目的です.こうした飲み会は何回あってもいいものです.幹事役なので早めに出かけなきゃ!

2014年5月15日木曜日

Hotひといきコンサート

今週末17日(土)から静岡市では「シズオカ×カンヌウィーク」(略してシズカン)なるイベントが開催されます.これは仏カンヌ映画祭の時期に併せて,カンヌ市と姉妹都市である静岡市でも映画イベントを!とのことで今回で5回目を数えるようです.一方,静岡市役所では毎月「Hotひといきコンサート」が市役所新館1階ラウンジにて行われており,今月はこのシズカンに因んで映画音楽特集が組まれ,本日はマリンバ&パーカッションによる演奏でした.楽器構成はマリンバ2台とドラムセットの3人によるシンプルなもの.1台のマリンバが主旋律のメロディーを奏で,他の1台は伴奏を受け持ちます.マリンバを叩くスティックの先には毛玉がついていて,この毛玉の硬さの違いで十数本のスティックを使い分けています.しかも曲によっては,片手に2本づつ持って一人で4つの音を同時に叩いています.微妙にスティック間隔を調整しながら叩き続ける演奏法には感心してしまいました.マリンバをこうして直に目前で聴くのは初めてでしたが,リズミカルでクリアな高音から深い響きの低音まで豊かな音楽を聴かせてくれました.パーカッション楽器としてはドラム缶を改造した打楽器演奏がありました.打楽器とはいえ,叩く箇所により音程が変えられるので簡単なメロディも演奏できるものです.なんとなくアフリカンなムードを醸します.また,振ると単音が鳴る金属管の打楽器を一部の客席にも手渡し,共に演奏に加わる演出など観客を飽きさせない工夫がなされていました. 5月薫風の中,昼時のラウンジに流れるマリンバの音色は文字通り「Hotひといき」の癒しタイムを届けてくれました.久しぶりに映画観に行こうかな.

2014年5月11日日曜日

サロンコンサート2014

昨日,愛好会第10回サロンコンサートがAOI7階講堂にて開催されました.サロンコンサートはいわば内輪の部内発表会みたいなものですが,チラシ配布にて外への案内もしているので一般の方々にも聴いていただくコンサートでもあります.昨年は100名以上の来客があったようですが,今回は90名ほどのようでした.出演者はソロ,デュオ,トリオ,アンサンブルと多彩で,プログラムもオリジナル曲から映画音楽,アニソン,民謡等バラエティに富んだ内容で観客の皆様にも楽しんでいただけたようです.私はマンドリン二重奏にて初参加したのですが,やはり普段の練習通りにはいきません.まず午前中のリハーサルで力んでしまったようで,午後になって指に違和感を感じていました.最悪は指がつってしまい演奏が続けられなくなってしまうのですが,なんとか騙し騙し弾くことに徹し,最後までたどり着くことができました.相方にも心配かけて申し訳なかったのですが,無事弾き終えてほっとしました.ですので練習で描いていた演奏の7割ほどの出来だったかと思います.相方も初参加だったのでかなり緊張はしたようですが,お互いになんとか弾き切ったことで,スリルを楽しめたと乾杯を交わすことができました.今回のサロンコンサート開催でも感じたのですが,愛好会は若手が実務をしっかりと遂行して,ベテランがアドバイスするといった良好なスタイルが保たれています.こうしたことが40回記念定期演奏会を迎えられる伝統なのかもしれません.

2014年5月5日月曜日

こどもの日

こどもの日のきょうは暦の上では「立夏」にあたり,春とおさらば,風薫る季節となります. 子供といえば遊びですが,この半世紀で遊びの中身もずいぶん変わってしまったようです.本日の天声人語によりますと,時間,空間,仲間の三つを遊びに欠かせない「サンマ(三間)」と呼び,現代の子供は少子化に加え,このサンマが確保できずますます遊びから遠のいているとのことです.  さて,車のハンドルには適度な「あそび」がありますが,これがないとハンドルを少し切っただけで急ハンドルとなってしまい,車の姿勢が不安定になりますし,運転し辛いことこの上ありません.この適度な「あそび」というものは人が生きていく上でも大切なことではないかと思います.あそびはゆとりにつながり,思考の自由度やバランス感覚を培う上でも欠かせません.せめて子供のうちは思い切り遊びを楽しみ,「あそび」感覚を養い伸ばすこと.同時に遊びを楽しめる環境を整えるのが大人のつとめでもあります. こどもの日は子供も大人も遊びを見直す大切な日ですね.

2014年5月3日土曜日

BBQ大会

GW恒例の愛好会BBQ大会が開催されました.場所は安倍川上流で,それなりの設備の整った会場でした.絶好の晴天に恵まれ,陽射しも強くて少し日焼けしたようです.15年前の当時はそのような設備もなく,川原で適当に設営し楽しんでいました.用を足すのも一苦労,雨でも降ろうものなら,近くの橋の下に潜り込むといった風でした.今回は参加者数も多く,豊かな自然の中でベテラン勢と若手が和気あいあいで時間を共有できたことは大変意義深いことだと思いました.