2014年10月28日火曜日

ジャック・ブルース逝く

私のロックの原点,クリームのベーシスト,ジャック・ブルースが亡くなりました.10月25日,享年71歳.クリームメンバーのエリック・クラプトンからは勿論,同メンバーでありながら仲の悪かったジンジャー・ベイカーからも,その他多くのミュージシャンから追悼の言葉が寄せられています. クリームの代表曲「サンシャイン・ラブ」を取り上げた番組「SONG TO SOUL」(2014年1月1日放送)の録画を観ながら,ジャック・ブルースを偲んでいます.安らかなる眠りを!
CREAM Ginger Baker,Jack Bruce,Eric Clapton

2014年10月27日月曜日

妻たちの新幹線

一昨日放送されたNHKの番組「妻たちの新幹線」の録画を観ました.このところは東海道新幹線開業50周年関連の放送や記事が多かったので,関心はあったのですが,副題「NHK名古屋放送局テレビ放送60年記念スペシャルドラマ」とありますようにドラマなので,一度見たら消去しようと思っていました.ところが,新幹線導入計画から始まって具体化への経緯,開発者やその家族の葛藤など文字通りドラマであり,ドキュメントでもありました.年代的にも私が生まれ育った頃からの背景が重なり,共感すべきところが多く,思わず見入ってしまいました.開発者の家庭は祖父からの国鉄の重鎮であり,生まれながらにその道の重責を担うことになる運命的な背景もあるのですが,家族を支える妻の立場は現代の家族像からはかけ離れた,いわゆる内助の功としての存在です.当時はそれが一般家庭でも当たり前の時代でした.次元は若干異なりますが,私が在職の頃はカミさんにも同様に感じられるところがありました.私の帰宅が何時になっても食事を先に済ませることはありませんでした.それが内助の功なのかどうかは別として,未だにカミさんにその真意をたずねてはおりません.きょうもまた,数知れぬ内助の功に支えられ新幹線は走り続けます.

2014年10月24日金曜日

演奏会実行委員の役割完了!

愛好会40周年記念演奏会も盛会のうちに終了し,その感慨に浸っている間もなく,早くも来年の定演に向けて組織の一部が動き始めました.その一つである選曲委員会がまずは先駆けとなります.私もメンバーとして名を連ねているのですが,年明けの1月までには41回定期演奏会のメイン曲を選定しなければなりません.顔ぶれを見るとついつい飲み会が主体になってしまいそうなのですが・・・ 実は40回記念演奏会では実行委員を拝命し,欲張って実務を請け負ったため,演奏会が終了してもかなりの残務がありました.チケット管理の集計,演奏会アンケートの集計は早々に完了し,会員へは集計結果報告済みとなっています.残るは後援依頼先3件への結果報告書提出でしたが,これらも本日すべて終了し,私の実行委員としての残務はすべて完了となりました.これで本当に一息つける気分です.明日は1stパートの演奏会慰労会です.大曲に果敢に挑んだパート員皆で達成感を分かち合いたいと思います.

東海道新幹線開業50周年

数日ぶりに晴天の朝を迎えました.今朝も目前の新幹線はひっきりなしに往来を続けています.きょうは金曜日ですから,週末に移動される方も多いことでしょう.そういえば愛好会仲間である浜松の友人も明日の息子さんの結婚式のため,浦安へ移動するとのことでした. 私が初めて新幹線に乗ったのは小学6年生の修学旅行の時でした.1964年の東海道新幹線開業2年目にあたります.新幹線に乗るのも,東京に行くのも初めてで,幼心にワクワクしていたのを覚えています.当時は同時にモータリゼーションが進みつつあり,自家用車でドライブに出かけるスタイルが一般的になっていましたので,その後新幹線を利用することはほとんどありませんでした. サラリーマンになってからは出張やら会議やらで新幹線はよく利用しました.移動が短時間で済み,静かでしかも時刻通りに発着することはいかにも日本人的なシステムを象徴しています.しかも50年間事故による乗客死亡者ゼロは新幹線の安全性の高さを誇る最も顕著な記録でしょう.この一年間でドクターイエローが通過するのを3回ほど見ましたが,なんでも見ただけで幸せになるといった伝説まであるようです.一日の最終電車が通り過ぎてしばらくしますと,暗闇の中を保線用の車両がゆっくりと通り過ぎていきます.皆が寝静まった夜中に,新幹線の安全を確保するための作業が毎日行われています.こうした地道な作業が新幹線の安全を支えているわけですね.多くの人々の出会いや別れを乗せてきょうも新幹線は走り続けます.
新幹線 手前の敷地がビル建設中

2014年10月20日月曜日

舞踊風組曲第2番のパート原譜

先日,実家に置きっ放しだったLPレコードを整理した折に,いくらかの本や楽譜も見つけ持ち帰りました.転勤による引越しを繰り返す中で,捨てるに捨てられず残っていた幾つかの箱の中に隠れていたものです.久保田孝作曲の「舞踊風組曲第2番」は第5回静岡県マンドリンフェスティバル(1998年3月15日)において,私が愛好会会員として出場したときに,最後の合同ステージにて演奏された曲目です.この時は作曲者本人の久保田孝氏が指揮者として招かれ,確か総勢90名ほどで演奏されたように記憶しています.併せて「海の組曲」(アマディ)も振っていただきました.本人の前でコピー楽譜って訳にもいきませんし,当時クボタメソッドってどんな?と興味深かったこともあり,演奏者全員がパート原譜を購入し練習したものです.それ以来,箱の中で眠ってたままで,私としては引越しの折に紛失したものとばかり思っていましたので,この譜面の表紙が目に入ったときはなんとも懐かしい思いが巡りました.たまたま,先日の愛好会記念演奏会後の初練習での練習曲がこの「舞踊風組曲第2番」だったので,懐かしさもひとしおです.
パート原譜の表紙 大学マンクラ時の指揮者飯島國男先生の本も出てきました.
舞踊風組曲第2番 パート原譜

2014年10月19日日曜日

第1回選曲会議開催

愛好会選曲会議が始まりました.来年度41回定演の曲目の選考です.メンバーは指揮者2名を含め合計6名.それぞれがマンドリンオリジナル曲やクラシック編曲作品を持ち寄り検討します.なにせつい先日の演奏会が40周年記念演奏会とのことで,選曲から企画まで周到に練られたプログラムにより,満席のお客様からは望外の好評をいただいたばかりです.こうした特別イベント翌年の催しは企画側からすればまさに思案のしどころとなります.今のところは単に取り上げたい曲目を雑多に並べ視聴したにすぎませんが,やはり数年先までの流れを見据えたビジョンが必要になるような気がいたします.静岡のマンドリン界の流れとしては,大学生を中心とした若手楽団の登場で新しいムーブメントが進行しつつあります.そうした中,愛好会のアイデンティティを今一度,皆で考えてみることの重要性を感じざるを得ません.

2014年10月17日金曜日

富士山初冠雪

今朝は富士山初冠雪だったようで,山頂付近はうっすらと雪化粧してました.
ベランダからは新幹線の往来が見え,よく眺めているのですが,最近,目前の建物の増築工事が始まり,来年夏以降は一部景色が隠れてしまい残念です.

2014年10月6日月曜日

記念演奏会開演!

あれこれ運営上の課題を抱えながらも,愛好会の40回記念演奏会は開演の日を迎えました.会場は静岡駅北口前AOIホールです.朝から舞台設営に取り掛かりましたが,ほぼシミュレーション通りに雛壇や座席が配置できました.受付でのチケット担当への応対説明も終え,準備万端です.リハーサルもほぼ時間通り進め,全体集合写真も撮り終え,腹ごしらえをすれば後は開演ベルの鳴るのを待つばかりです.開演前の緊張感は期待と不安によるものですが,中々いいものです. いよいよStage1開演で舞台上の席に着きます.譜面台と足台を整え,調弦を再確認した後,ホール客席を見渡してみます.空席はほんの僅かでありほぼ満席の大盛況です.お呼びしていた友人はすべて2階席へ向かったようですが,どのあたりに座ったのでしょうか. 指揮者M君の一振りで「歌劇“仮面”序曲」からスタートです.当曲は私が大学マンクラ役員時に定演でやりたかった曲で,1stパート譜を書き上げていた(当時は手書き)のに見送られてしまった思い出の曲です.若干こけた箇所もありましたが楽しく弾くことができました.2曲目「挽歌」は18年前の愛好会第22回定演で私も会員として弾いた,これも思い出の曲です.感情を込めて弾くことができました.3曲目は客演指揮者T氏による「組曲“吟遊詩人”」です.T氏は東京のBF正指揮者で,私も3年ほど団員として彼の指揮の下で数々の名演を経験させていただきました.当曲はイタリアマンドリンオリジナル曲として有名な佳曲ですが,私は今回初めて弾く機会となります.相変わらず奏者を否応でも弾く気にさせるT氏の指揮ぶりは健在で,他の指揮者は勿論,奏者にとりましても大変有意義な時間を共有できたのではないかと思います. Stage2は映画音楽特集.過去愛好会員だったOB指揮者によるステージです.特に3人目のS氏とは私が会員だった22・23回定演時の正指揮者だったこともあり,そのパフォーマンスとともに印象に残っています.今回も観客へのサプライズ企画として,S氏に寅さんを演じていただき,プログラム予定外の映画「男はつらいよ」テーマ曲を振っていただきました.プログラムの「サウンドオブミュージック」でもメドレー曲の指揮を担当し,観客を大いに沸かせました.このパフォーマンスはまさにS氏ならではの独壇場でしょう. そして最後のStage3.1曲目の「スペイン組曲“ラ・フェリア”」はマンドリン界では有名なマンドリニスト石村隆行氏による編曲委嘱作品で本邦初演となります.ですので初演として恥ずかしくない演奏が求められるのですが,特に第3楽章のワルツは技巧的に極めて難しいと記されており,本番前まで最も難渋した曲でした.曲自体はスペインの明るさを持ち合わせた大変楽しい曲ですので努めて楽しんで弾きました.なんとか形になったのではと思います.そしていよいよラスト曲「歌劇“イーゴリ公”より序曲」です.当曲も同じく石村氏編曲によるもので,当会代表で指揮者でもあるカオルねーさんのたっての希望で取り上げた曲とのことです.旋律にせよ,迫力にせよ実にいい曲なのですが,難度の高い大曲です.一部未消化部分も残りますが,最も練習時間をかけただけに記念演奏会のラストを飾る曲として演奏しきれたのではないかと思います.アンコールはアナ雪の「Let It Go」で大きな拍手の中で終演となりました. 最近の愛好会演奏会は50名弱の演奏者規模でしたが,今回はOB参加や新人加入もあり最大で66名となり,まさに40回記念演奏会を飾るに相応しい見栄えのする演奏会となりました. 私自身としては運営面から演奏まで思う存分楽しませていただきました.打上げのビールがこの上なく美味かったのは言うまでもありません.
愛好会のマンドリン達
ロビーにてパート別写真掲示
AOIホール 618席
リハーサル風景

記念演奏会の運営

17年ぶりに復帰した愛好会の演奏会が丁度,40周年記念演奏会にあたりました.そういえば4年前にBFに入団したのも丁度,第20回定期演奏会の時でした.こうした節目の演奏会では主催側は特別の企画や演出を盛り込み,観客側もそれなりの期待を寄せるものです.したがって,通常の定期演奏会に比べ観客数増加との推測のもと,チケット管理を行わねばなりません.愛好会へは復帰したばかりとはいえ,他団体の演奏会経験の豊富さや,定年退職後で一番暇そうな私に演奏会実行委員の役割が振り当てられておりました.中でもチケット管理は最も厄介な役のひとつですが,なんとかなるだろうとの甘い憶測で引き受けてしまいました.果たしてその厄介さが随所に表れ,何故にこれほど精神的に疲弊しなければならないのか,苦悩の日々が本番直前まで続きました.前売券の販売開始当初はまずまずのスタートを切り,秋合宿の頃は会員にもうひと踏ん張り販売強化を促そうとしたのですが,本番が近づくにつれ,思わぬ販売が伸び,会場席数残もわずかとなりましたので,販売制限を通知したところ,一気に注文が殺到し,席数超の前売券の配布をせざるを得ない状況となりました.その結果,前売券の販売停止と当日券販売中止の緊急通達を発することとなります.過去例を見ますと多少の吐き出しオーバーは吸収できるのですが,今回は記念演奏会だけにその程度が計りきれません.結果として会場キャパの6%増しの前売券吐き出しとなってしまいました.当日券販売の中止は過去の愛好会演奏会に無い対応となりました.チケット管理責任者としての役割は会場を満席にすべく販売促進することは当然なのですが,より大切なことは,前売券購入者に対してはその座席を確保しておくことです.すべて自由席ですので,座席位置の良し悪しはともかく,前売券での入場であれば必ず座れるようにしなければなりません.勿論,消防法に則り,立ち見客を出さないことが前提ですから,前売券コントロールはその2点につながる訳です.そんなことから,販売停止通達後からは,会員からのチケット要望に対してすべてお断りすることとなりました.早いうちから演奏会に出かけられる予定の立たないお客様も数多くあるだろう中で,会員からの要望をお断るすることの切なさ,申し訳無さに苛まれました.しかしながら同時にチケット管理者としての割り切りも必要なのです.涙を飲んでご理解を頂くよう説得に努めました.本番2週間前に前売券完売とは本来は嬉しい悲鳴であるはずです.もう一つチケット管理で面倒なのは,取り置きチケットの扱いです.代金支払い済みのものから代金引換えのもの,複数枚の依頼者でありながら,個別に受付に来るケース等,様々な場面を想定し,受付担当者が戸惑わないよう周到な準備をしておく必要があります.本番前日と当日は会員からの取り置きチケットの変更依頼等は一切お断りし,すべて個人対応いただくようお願いしました.その他,当日入場できなくなったので払い戻しの依頼や当日券販売中止にともなうクレーマーへの対応等,可能な限り,演奏直前まで受付にて応対しました.幸い厳しいクレーマーは出現しませんでしたが,当日券希望者お1人に入場をお断りしたのが心残りです.さて,来場者数の最終確認では566名(会場席数618席)で92%の集客率でした.余剰空席は50席以上という数字となりますが,舞台から眺めた限りでは満席の大盛況の入りではありました.心配していた立ち見客もありませんでした.ご来場いただいたお客様への感謝の念とともに,やむなく入場できなかった方々へのお詫びの気持ちも強く残ります.次回以降改めて,集客に対する考え方,方法について検討が必要なのかもしれません. チケット管理担当以外にも実行委員としての役割は外部後援団体への手配,本番出演者一覧の作成,MC用台本作成,プログラム内容編集,舞台配置図作成,本番当日の注意事項一覧・スケジュール表・タイムチャート作成,アンケート作成と集計等あれこれ引き受け過ぎました. 本来,暇人である私が今回の記念演奏会のために,練習時間を削られるほどにまで運営業務で忙殺されたことは,振り返ればより効率的な方法もあったのでしょうが,良い経験をさせていただいたと思っています.いつまで演奏活動を続けられるかわかりませんが,私にとりましては最後の活動団体となるであろう愛好会の実情をかなり把握できたのですから.

台風襲来

今朝は激しく降りつける雨音で目が覚めました.ベランダのカーテンを開けると,横殴りの雨で遠景がかすんでいますし,家々の屋根には雨が縞模様を描きながら叩きつけています.木々は強風で折れんばかりにしなっていて,暴風の激しさをいやというほど見せつけています.これほどの強烈な台風による光景は本当に何十年ぶりに見ます.鉄道は在来線は勿論,新幹線も名古屋方面は運休となっているようです.お茶処である牧之原地区や観光名所伊豆地区で避難勧告が出されています.予報ではこの午前中がヤマのようです.静岡県に上陸の可能性もあり,かなりの被害報告がされるのではと心配です.