2014年10月6日月曜日

記念演奏会開演!

あれこれ運営上の課題を抱えながらも,愛好会の40回記念演奏会は開演の日を迎えました.会場は静岡駅北口前AOIホールです.朝から舞台設営に取り掛かりましたが,ほぼシミュレーション通りに雛壇や座席が配置できました.受付でのチケット担当への応対説明も終え,準備万端です.リハーサルもほぼ時間通り進め,全体集合写真も撮り終え,腹ごしらえをすれば後は開演ベルの鳴るのを待つばかりです.開演前の緊張感は期待と不安によるものですが,中々いいものです. いよいよStage1開演で舞台上の席に着きます.譜面台と足台を整え,調弦を再確認した後,ホール客席を見渡してみます.空席はほんの僅かでありほぼ満席の大盛況です.お呼びしていた友人はすべて2階席へ向かったようですが,どのあたりに座ったのでしょうか. 指揮者M君の一振りで「歌劇“仮面”序曲」からスタートです.当曲は私が大学マンクラ役員時に定演でやりたかった曲で,1stパート譜を書き上げていた(当時は手書き)のに見送られてしまった思い出の曲です.若干こけた箇所もありましたが楽しく弾くことができました.2曲目「挽歌」は18年前の愛好会第22回定演で私も会員として弾いた,これも思い出の曲です.感情を込めて弾くことができました.3曲目は客演指揮者T氏による「組曲“吟遊詩人”」です.T氏は東京のBF正指揮者で,私も3年ほど団員として彼の指揮の下で数々の名演を経験させていただきました.当曲はイタリアマンドリンオリジナル曲として有名な佳曲ですが,私は今回初めて弾く機会となります.相変わらず奏者を否応でも弾く気にさせるT氏の指揮ぶりは健在で,他の指揮者は勿論,奏者にとりましても大変有意義な時間を共有できたのではないかと思います. Stage2は映画音楽特集.過去愛好会員だったOB指揮者によるステージです.特に3人目のS氏とは私が会員だった22・23回定演時の正指揮者だったこともあり,そのパフォーマンスとともに印象に残っています.今回も観客へのサプライズ企画として,S氏に寅さんを演じていただき,プログラム予定外の映画「男はつらいよ」テーマ曲を振っていただきました.プログラムの「サウンドオブミュージック」でもメドレー曲の指揮を担当し,観客を大いに沸かせました.このパフォーマンスはまさにS氏ならではの独壇場でしょう. そして最後のStage3.1曲目の「スペイン組曲“ラ・フェリア”」はマンドリン界では有名なマンドリニスト石村隆行氏による編曲委嘱作品で本邦初演となります.ですので初演として恥ずかしくない演奏が求められるのですが,特に第3楽章のワルツは技巧的に極めて難しいと記されており,本番前まで最も難渋した曲でした.曲自体はスペインの明るさを持ち合わせた大変楽しい曲ですので努めて楽しんで弾きました.なんとか形になったのではと思います.そしていよいよラスト曲「歌劇“イーゴリ公”より序曲」です.当曲も同じく石村氏編曲によるもので,当会代表で指揮者でもあるカオルねーさんのたっての希望で取り上げた曲とのことです.旋律にせよ,迫力にせよ実にいい曲なのですが,難度の高い大曲です.一部未消化部分も残りますが,最も練習時間をかけただけに記念演奏会のラストを飾る曲として演奏しきれたのではないかと思います.アンコールはアナ雪の「Let It Go」で大きな拍手の中で終演となりました. 最近の愛好会演奏会は50名弱の演奏者規模でしたが,今回はOB参加や新人加入もあり最大で66名となり,まさに40回記念演奏会を飾るに相応しい見栄えのする演奏会となりました. 私自身としては運営面から演奏まで思う存分楽しませていただきました.打上げのビールがこの上なく美味かったのは言うまでもありません.
愛好会のマンドリン達
ロビーにてパート別写真掲示
AOIホール 618席
リハーサル風景

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