2018年9月17日月曜日

清水のちびまる子ちゃん

ちびまる子ちゃんの2枚のマンホールの内の1枚はJR清水駅の西口側に備え付けられました.赤系の服と帽子に背景は富士山と駿河湾を跳ねる魚がデザインされていて静岡愛に溢れています.

さて3連休最後の「敬老の日」は草薙マンドリンアンサンブルの定期演奏会です.会場の清水マリナートはJR清水駅の東口通路から繋がっていて便利な施設です.小ホールは292席と狭いため,早いうちから満席になってしまいますので,早めの来場がおすすめです.今回のプログラムはクラシック編曲作品が並び,聴き応えがありました.私にとって一番関心をひいたのは1曲目の「スペイン舞曲」(モシュコフスキー)でした.知らない曲と思っていたのですが,出だしを聴いた瞬間に,学生時代にむさぼるようにLPで聴いたマリア・シヴィッターロ演奏の曲だったのです.本当に懐かしい思いに浸りました.

クラシックで通したお堅いプログラム終了後のアンコール曲はちびまる子ちゃんの「踊るポンポコリン」!老いも若きも手拍子で大いに盛り上がりました.さくらももこさん,ちびまる子ちゃんは清水の宝ですね!来場の高齢者の方々にも素敵な「敬老の日」になったことと思います.

閑散とした清水商店街

 JR清水駅西口

 まるちゃんマンホール

 

 清水マリナート

 草薙マンドリンアンサンブル






2018年9月16日日曜日

高校マンクラ7期会2018

本会も5回目を迎えました.昨年は6名しか集まりませんでしたが,今回は8名でしかもギターパートが2名増え合奏練習も楽しくできました.新曲は「糸」(中島みゆき)と「フニクリフニクラ」(イタリア民謡)の2曲.特に「糸」は♭が2つなのでギターが苦戦しましたが,なんとかなるものです.練習の最後はクラブソングの「小雨降る径」で締めました.この曲が皆の思いをひとつにしていることを改めて感じさせてくれます.合奏後の懇親会は場を街中に移し,近況報告などで交歓しました.私は翌日朝からの用事が入っていたので二次会はパスしましたが,残る連中は日付が変わるまで楽しんでいたようです.そろそろ当会も7期全体OB会での演奏披露を目指してもいいかもしれませんね.






2018年9月11日火曜日

男と女

昨日録画した映画「男と女」(1966年,フランス,クロード・ルルーシュ監督).これまたテーマ音楽(フランシス・レイ作曲)はよく耳にしているのですが肝心の映画を観てない作品でした.スタントマンの夫と死別した映画脚本家アンヌ(アヌーク・エーメ)と妻に自殺されたカーレーサーのジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)との恋愛物語ですが,音楽とのからみが絶妙な映画でした.また場面によりカラーとモノクロを織り交ぜる映像はとても印象的でした.男の私からすれば主演のアヌーク・エーメは実に魅力的でまさに本作品の女優として最適でした.それと車好きの私にとっては登場するレーシングカーのフォードGT40やラリーカーのフォードムスタングなどは当時憧れの車であり,目をくぎ付けにしました.それにしてもギャルソンに追加注文で「部屋を頼む」とは粋でかっこ良過ぎですね.

偶然ですが,数日前の車情報番組「カーグラフィックTV」ではフォードGT40のレプリカ特集を,洋楽番組「SONG TO SOUL」では「男と女」のテーマ曲が取り上げられていて,映画との関連性に一層の興味をそそられました.

監督クロード・ルルーシュとアンヌの夫役でありテーマ曲を歌っているピエール・バルー,作曲家フランシス・レイとの3人の微妙な絡み合いが「男と女」という珠玉の映画作品を生み出すこととなりました.

 

 フォード・GT40

 フォード・ムスタング



2018年9月6日木曜日

共感

新聞に掲載される池澤夏樹さんのコラムにはいたく触発されることがあります.今回もまさしく共感させられた冒頭言・・・「誰も言わないから言っておく.官公庁がこぞって身体障害者の雇用数をごまかすような国にパラリンピックを開催する資格はない.」

この日のコラムの本題は別物でありましたが,一言提言せずにはいられない心境だったのでしょう.どこもかしこも嘘偽りがまことしやかに浸透しつつある中で,本質を見つめ,鋭く指摘するあたりさすがに表現を生業とする作家としての面目躍如たるところです.

残念なことに今どきの若者は現政権への支持率が高いとのデータがあるようです.本質を見失いがちなのはITSNSの急速な進歩により目の前のうわべの情報に翻弄されるからです.そういや自民党支持層は新聞を読まないとのたまった自民党幹部がおりました.とにかく直近の状況さえ良くなればよい,自分さえ良くなればよいといった狭量な思考が蔓延しつつあります.トランプなどはその最たる悪例です.人の幸せの本質が見失われてきたことの表れでしょう.

さてこの日のコラムのテーマは「神なるヒトの衝撃 人生はアルゴリズムか」でした.あるイスラエルの歴史家の著書を題材に論じたものですが,人の究極の姿を推論したものです.私などは多分になるほどと思ってしまう部分があるのですが,どうしても虚しさが残ります.こうなると冒頭言にあるような指摘がむしろ人らしく思えてきてしまいます.

2018年9月2日日曜日

龍潭寺

8月が去り平成最後の夏が終わったって感じでしょうか.気分転換に浜松市北区引佐町の龍潭寺(りょうたんじ)を訪ねました.昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台となった遠州井伊谷の古刹です.当寺院には井伊家代々の菩提が弔われています.雨上がりでもあり境内の緑もしっとりと趣きある風情を醸していました.

国指定名勝の龍潭寺庭園でしばし縁側に座り,静寂の中で庭を眺めておりますと雑念が拭われるかのようです.去り行く夏を惜しみながら帰路につく頃には再び雨が降り出してきました.

 山門

 鐘楼

 境内

 
 丈六の釈迦尼佛

 本堂内

 甚五郎作の龍

 懸魚(げぎょ)

 龍潭寺庭園

 本堂

 井伊家代々の墓所

 奥から二つ目が直虎(次郎法師)の墓