2014年4月26日土曜日

グランシップ・トレインフェスタ2014

それほどの鉄道ファンでもないのですが,せっかく近くの会場でフェスティバルが開かれるというので出かけてみました.予想通り,鉄道ファンらしき大人から少年や子連れ家族らが集まっていました.思ったほど一眼レフカメラは見かけませんでしたね.いまやスマホやタブレットタイプが主流のようです.会場内では数々の鉄道ファンクラブがそれぞれ独自の鉄道ジオラマを展開していました.ゲージの違いやジオラマの造りで趣きの差を感じ取れました.私が子供の頃は鉄道模型に興味はあったのですが,パーツ類が高価そうで手が出せなかったように思います.子供の頃の夢を大人になって実現させている鉄道ファンもいることでしょう.会場で模型機関車やレールをいじっている大人たちの目は童心そのものです.
グランシップ
ミニ機関車 Go!
メイン会場
新幹線
さながら夜の駅ホーム
機関車入替所?
なつかしの旧静岡駅
グランシップ近くの東静岡駅 昔は貨車専用駅でした

2014年4月24日木曜日

佐伯祐三展

カミさんが東京から帰ってまいりましたので,静岡県立美術館で開催中の「佐伯祐三とパリ/大阪新美術館コレクション」展に行ってみました.1925年前後のパリ在住時の作品は,その多くがパリ市内の建物とともに街角に張られたポスターや店の看板文字を描写したものです.当時のパリの雰囲気が伝わり,私の好きな絵のひとつです.佐伯が影響を受けたというユトリロの作品もありましたが,むしろ,佐伯の作品にパリへの強い憧れを感じます.それは日本人だからこそ抱く想いのような気がいたします.佐伯が一旦,パリから日本に戻り,住まいの近景を描いた作品を見ても,「気」が感じられません.本人も日本の街並みの風景はモチーフとして貧弱であるようなことを述べています.私も子供の頃から西洋への憧れが強く,ある時期は英国,またある時はフランスへと思いを馳せました.もう一度パリの街を散歩してみたいものです. さて,当美術館には隣接してロダンの彫刻作品を常設展示しているロダン館があり,そちらも見てまわりました.ダンテの神曲をテーマにした「地獄の門」や代表作「考える人」が展示されており,その展示場の造りも含め,神聖で厳かな雰囲気を味わうことができました.
展示案内板
A.Rodin「考える人」 当館はフラッシュ無しでの撮影可
A.Rodin「地獄の門」

2014年4月20日日曜日

マンドリン教室発表会

愛好会代表の薫さんが指導するマンドリン教室生徒さんの演奏発表会がAOI7階講堂にて行われました.東京イグチ教室の生徒さんも加わり,独奏や二重奏,アンサンブル等による多彩な演奏がくりひろげられました.生徒さんには全くの初心者として習い始める人から,自己流でならした人等様々かと思いますが,いずれにせよ,一定レベルの演奏者に育てるのは並大抵のことではないであろうと想像します.本日の演奏者の中には愛好会のベテランメンバーも数多くおりましたので興味深く視聴させていただきました.ほとんどが独奏曲に挑戦しておりましたが,そのチャレンジする精神に打たれるものがありました.来月に控えるサロンコンサートを前に,大いに刺激をもらいました.おそらく,そのサロンコンサートでも,ステージに立てばあがってしまうだろう自分自身に対して, あらためて本日のプログラムに記された薫さんの言葉が身に沁みます.「いい演奏をしたなぁと思える方々に共通して言える事は,“曲に入り込んで音楽を楽しもう(表現しよう)とする姿勢”だと思われます」 .

2014年4月13日日曜日

浜松へのドライブ

サロンコンサート練習のため浜松まで出向くこととなりました.片道80kmほどのドライブです.ほとんどの道程はバイパスで行けますので,高い高速料金を使うことはありません.浜松では立ち寄ってみたい場所が二つありました.一つはちょっと前,TVで紹介されていた「ぬくもりの森」です.昼前に着いたのですが,予想通り駐車場満車のため,若干の足止めをくいました.ここは建築士であるオーナーさんが子供心に抱いていたメルヘンの世界を具現化してしまった場所のようです.自身の建築設計事務所はもとより,車やバイク関係のガラクタをあつめたガレージや,ケーキ屋さん,オープンカフェ,雑貨や布地のショップ等まさにノスタルジーを感じさせるメルヘンの世界です.物作りが好きな人は本質的にロマンチストなのだと改めて感じた次第です.立ち寄りたい場所のもう一つは蜆塚(しじみづか)遺跡です.ここはその名のごとく,太古の人々の暮らしを示す貝塚が残っている場所です.敷地内では貝塚跡と当時の住居が復元されていて,近くには博物館もあります.私が20年ほど前,浜松勤務時に暮らしていたのはこの極近所でした.その頃娘は小学生で,共に辺りを散歩したり,蜆塚神社にお参りしたりと懐かしい思い出が浮かんできます.敷地内で取れる筍もよくいただきました.さて,サロコンの練習は初回としては良い感触でできました.本番でもいい感じで演奏できれば幸いです.
ぬくもりの森
ぬくもり工房入口
小さな水車小屋 お菓子の森
オープンカフェ
蜆塚遺跡
遺跡に生える筍

2014年4月9日水曜日

静岡県立美術館

きょうはカミさんが東京の娘のところに行くというので,駅まで送ったついでに,県立美術館に寄ってみました.さすがに桜はすでに散って葉桜になっていましたが,緑に囲まれた敷地内は人気も少なく,静かで落ち着ける場所でした.館内では「佐伯祐三とパリ」と題した大阪新美術館コレクションの展示が行われていました.きょうのところは展示はパスして辺りの風景を楽しみながら散策しました.
美術館入口 中国浙江省より寄贈の獅子像
美術館建物
欅並木のプロムナード
野外作品1
野外作品2
野外作品3

2014年4月7日月曜日

身延山久遠寺の枝垂桜

静岡市内の桜も散り始めており,マンションのベランダや通路には桜の花弁が舞い落ちていました.好天にも促され,見頃を迎えている桜を見に行こうかと身延山へドライブとなりました.国道52号線は過去何十回と走っていますが,数年ぶりに走ってみると,かなり整備され,走り易い道路になっていました.これまで身延山は前を通り過ぎるだけで,久遠寺への参拝はしたことがありませんでした.桜の時期は花見客で混雑するため,自家用車で訪れた観光客は,少し離れた場所にある駐車場に車を置き,そこからシャトルバスに乗って身延山バス停まで運ばれることとなります.バス停から5分ほど門内商店街を歩きますと三門に出ます.まずはその雄大さに驚きました.三門をくぐり抜け,杉巨木の並木道をしばらく歩きますと眼前に急坂の石段が現れます.菩提梯(ぼだいてい)と呼ばれるこの石段287段をやっとの思いで登りきりますと,久遠寺大本堂に辿り着きます.さらに右隣に祖師堂,報恩閣,仏殿,来客殿と続きます.これらの仏閣の並びに沿うように樹齢400年の枝垂桜が2本,満開で迎えてくれました.晴れ渡った晴天に枝垂桜の淡い薄紅色が映えます.身延山が桜の名所とは聞いていましたが,これほど立派な建立仏閣に,これまた見栄えのする枝垂桜がそろっているとは知りませんでした.灯台下暗しです.
雄大な三門
菩提梯 急勾配に目がくらみます
大本堂
満開の枝垂桜

2014年4月6日日曜日

桑名マンドリン倶楽部20周年記念演奏会

前日の東高マンクラOB打上会での二日酔いが残る4月4日朝に桑名に向け出発しました.途中名古屋に寄り,東海地方唯一のマンドリン・ギターショップであるムジークゾリステンを訪れました.以前,川田マンドリンや河野桜井ギター購入でお世話になった店ですが,店長の榊原さんとも久しぶりにお会いできました.赤や緑等,数多くあるマンドリン弦の値段と特性の違いを教えていただき,大変参考になりました.これまでは青一辺倒で使ってまいりましたが,1-3を赤,4を緑の組み合わせで使ってみます.次に訪れたのは「マンドリンの音の博物館」.マンドリニストの南谷博一氏が1995年に開館され,マンドリンに関するレコードや資料,楽器等が一堂に展示されています.あいにく南谷氏はレッスン中にてお会いできませんでしたが,店の方から展示物の説明をしていただきました.国内外のオールドマンドリンやマンドリン演奏のレコードSP盤の数々は大変貴重なものばかりです.宿泊は桑名駅前のビジネスホテル.演奏当日の5日朝,桑名駅前からバスで会場の桑名コミュニティプラザに向かいます.集合の控室には25年ほど前に私が入部した時の三重マンドリーノの懐かしい面々とお会いできました.20年余り経過しても,こうして昔の音楽仲間と出会い,当時の写真を見ながら思い出話に浸るのも実に楽しいものです.マンドリンパート員だった一人の女性のご主人はギターのトップでしたが,数年前に脳出血で倒れて以来,病院で寝たきりとのことでした.まさに健康あっての趣味道楽です.さて,ホールの508席はほぼ満員となり,会場内も盛り上がってまいりました.私が演奏参加するのは最後のⅢ部での「マンドリンの群れ」,「細川ガラシャ」とアンコール曲です.練習には参加していないので,午前中のリハで指揮の感覚をつかみましたが,いずれの曲も弾き馴染みですので,なんとか合わせることができました.演奏終了後はすぐ近くの店で打上会です.二次会も隣の店.当団体の代表で指揮者でもあるSさん,前代表のIさんとコンミスでもある奥様,ドラパートのHさんらと飲みながら昔話に花を咲かせました.三次会はSさん夫妻と札幌から友情出演の方の4名で桑名駅前まで行き,Sさん馴染みのおしゃれなワインカフェに入りました.当倶楽部が新年会等で利用している店とのことですが,とても感じの良い店でした.店内にはギターが置いてあり,客が弾きながら歌えるステージがあります.私もマンドリンを合わせて弾きましたが,覚えているのはここまで.帰りの時分は記憶が飛んでいました.夕方5時から夜中の12時頃まで飲み続けですので無理もありませんが,今朝は吐いてしまい最悪でした.いい年して,いまだにこんなことしてます.もう酒はやめた!とその時は思うのですが.昼には静岡に着きましたので,予定では繁華街を屋台が練り歩く静岡祭りを見にいこうと思っていましたが,どっと疲れが出てやめにしました.
ムジークゾリステンにて 1コース3本のマンドリンやクァルティーノ
マンドリンの音の博物館
同館のオールドマンドリン&SPレコード
同館のSPレコードを再生 曲はカラーチェ作曲の「英雄行進曲」
名古屋駅ツインタワー
リハ風景

東高定演

いよいよ母校の東高マンドリン部の第14回定演です.Ⅰ部は現役生33名によるオリジナル曲演奏で「妖精組曲Ⅲ・Ⅳ」(二橋潤一),「マンドリン酒場の夜」(湯浅 隆・吉田剛士),「杜の鼓動~街の灯」(丸本大悟)です.いずれも今のマンドリン界で人気の邦人作曲家による作品で,いかにも難しそうな曲ばかりです.これらをマンドリンを弾き始めて1~2年の高校生たちがバリバリ弾きまくる姿には目を見張るばかりです.Ⅱ部はやはり現役生によるコントを交えたリラックスステージで,映画音楽やTV主題曲等を演奏し,大いに楽しめました.顧問の先生(指揮者)もコントに加わり会場を沸かせました.こんなところは指導者と生徒との良好な関係を伺わせてくれ,微笑ましいかぎりです.そしてⅢ部はOBOG21名が加わり総勢54名での合同演奏です.まずはクラブソング「小雨降る径」からスタート.まことにいい曲をクラブソングとして選んでくれたものとつくづく思います.当時の静岡市内の高校マンドリンクラブはそれぞれにクラブソングがあり,多くはラテン系の明るい曲調だったのですが,切なく憂いを含む本曲はまさに個性を重んじる東高にぴったりです.弾き始めからウルッときてしまいます.「くるみ割り人形~行進曲・花のワルツ」(チャイコフスキー)は合同演奏で,「くるみ割り人形~葦笛の踊り」だけは現役生のトップらによる演奏です.最後は「風のシンフォニア」(末廣健児).この曲は弾けずに残ってしまった部分があり,そこは下手に弾いてじゃまするよりパスすることにしました.情けない!ですね.ともあれ初めてOBとして演奏参加した東高マンドリン部定期演奏会は大いに楽しむことができました.雨天での開催に客足が心配でしたが,ほぼ満席で埋まりました.今回の演奏参加を機会に高校同期の友人やマンクラOB達にも来場いただくよう声掛けを行いました.OBOGによる打上会は会場近くの居酒屋で行い,演奏に参加してないOB数名も加わり大いに盛り上がりました.マンドリンクラブに入って本当に良かったと思えるひと時です.
会場から 今にも雨が降りだしそう
ホール618席
現役生のリハ風景
演奏終了で皆リラックスした表情

2014年4月2日水曜日

静高定演

静岡市内3高校のマンドリン定期演奏会ウィークの第一弾,静岡高校による第41回定演が昨夜,静岡駅前AOIホールにて開演されました.明日3日は私もOB参加する東高,5日はラストを飾る市高です.いずれも技術顧問の薫さんが熱心に指導してきた高校生らが一年の締めくくりを飾る演奏会です.さて,静高の演奏者は総勢17名で,各パート3~4名と少人数でしたが,演奏者皆で音楽を創っている,楽しんでいる姿に感動をおぼえました.オリジナル曲,ポピュラー,クラシックいずれも素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれました.私もそうですが,社会人団体で長いこと演奏活動をしていますと,演奏会に出向くのはプロ奏者や社会人団体のものが多いのですが,久しぶりに聴く高校生の純粋無垢な音楽はとても新鮮に耳に響きます.東高の合奏練習中でも感じるのですが,アーティキュレーションのつけ方が少し物足りないケースがあります.でもそれは,大人の演奏を目指す奏者にとっての独りよがりに過ぎないのかもしれません.虚飾を廃した演奏は作品の持つ良さを聴衆にストレートに伝えるものですね.さて,明日の東高OB合同ステージでは現役生の演奏を汚さぬよう謙虚な気持ちで臨みます.