2018年5月22日火曜日

若大将の悲しみ

5月16日女優の星由里子さんが亡くなられました.享年74歳,死因は心房細動及び肺がんとのことです.

このところ芸能界では西城秀樹さん(5月16日,享年63歳,急性心不全),朝丘雪路さん(4月27日,享年82歳,アルツハイマー型認知症)が相次いで亡くなられ,昭和時代を彩ったタレントが次第に少なくなっていく現実に寂しさを覚えました.テレビ番組などでもこの二人は大きく報道されていましたが,星由里子さんの扱いは少なかったように思います.私にしてみれば星さんの訃報が一番の悲しみをもたらしました.

加山雄三さんと共演した若大将シリーズでは初代マドンナ役として人気を博し,当時,小学生だった私はシリーズ第6作目の「エレキの若大将」を見て,その清楚な美しさに憧れの女性像として刷り込まれたものです.ご冥福をお祈りします.

さて,その若大将ですが,今年4月1日,事実上のオーナーとして所有するプレジャーボート「光進丸」(104トン)が西伊豆町の安良里港で係留中に火災となり,10日には沈没するという悲運に見舞われました.自身の分身ともいえるほどの愛船だっただけにその嘆きは計り知れないほどだったようです.

今回の星由里子さんの訃報が重なり,若大将もかなり悲嘆にくれていることと思いますが,なんとか立ち直り,再び元気な姿を見せてほしいものです.











2018年5月20日日曜日

女は二度決断する

知的女優ダイアン・クルーガー主演の映画の題名です.いかにも見てみたくなる題名ですが,内容はシリアスで,ドイツにおけるネオナチのテロ被害者からの視点でみた作品です.その残虐さや悲惨さとともに,ドイツ当局の対策の遅れへの批判も含んでいます.ダイアン・クルーガーはもともとドイツ系の女性ですが,ドイツ語での映画は初のようです.迫力ある演技に惹きつけられました.映画を通して印象的な景色はよく降る雨と常に彼女が口にする煙草.これだけでも映像全体を暗いイメージで覆います.そしてラストの衝撃的な結末.

この日はマンドリン仲間の友人が映画好きなこともあり一緒に見ましたが,その後の飲み会でも「二度の決断」て何を指すのかで盛り上がりました.友人はミニシアターであるシネ・ギャラリーには初めてで楽しみにしていたようですが,ちょっと作品としては暗すぎたかもね.でも今後上映予定のチラシの中から次に見たいと取り上げたのはこれまた暗そうな作品でしたので,今回もまんざらでもなさそうです.



2018年5月18日金曜日

うなぎの石橋

久しぶりに石橋に行きました.ここはうなぎ定食しかメニューがありませんが,なんと@4500円(税込み)!しかもこの夏にはさらに値上げの注意書きが掲示されていました.庶民の味からは程遠い存在になってしまいましたね.今回は私の一大イベント(県フェス)終了とカミさんの弓道昇格祝いを兼ねてのささやかなお祝いです.40年ほど前,愛知県一宮市に転勤した頃は週1度は「なまずや」のうな丼を食べていたのを懐かしく思い出します.

 石橋

  うなぎ定食


2018年5月14日月曜日

フェス当日


まずは会場の開錠からスタートです.会場スタッフとともに楽屋,リハ室,練習室などを開錠して回ります.同時に各部屋ごとに利用者をしめす掲示用紙を貼っていきながら場所配置を頭に入れます.なにせ私自身は初めての利用ですので把握するまであちこち駆けずり回りました.この2週間ほど歩くことすら少なかったため一気に疲れ,汗だくとなりました.合同演奏リハの時は両足がつってしまい痛みをこらえながらの練習でした.体力の無さを痛感しました.

ゲストや各スタッフへの弁当配りや最終打合せ,開場前の受付準備など行い,いよいよ開場です.雨天にもかかわらず受付前には開場待ちのお客様が数十人並んでいました.こりゃまずまずの入りが期待できるかも!と一安心です.

さて,単独ステージは草薙マンドリンアンサンブルからのスタートです.少人数団体から徐々に大人数団体への順番ですので,人数の少ない草薙MEにしてみれば多少プレッシャーがかかるスタートだったかもしれません.AOIにくらべ5割増しの客席の広さはホール内の残響が少なく感じられるようです.草薙MEの選曲にはいつもながらセンスの良さを感じます.トップバッターお疲れ様でした!

その後の団体演奏は雑用のためホール内で聴くことができませんでした.

2部のマリオネット・ステージはホール客席中央付近で聴きました.PAを使い音響調整はしてありますが,昨年の山梨フェスでの響きの方が良かったように思います.ホールの広さが影響していますね.相変わらずお二人の演奏は勿論,軽妙なトークも観客を楽しませてくれます.さすがプロの演奏です!マリオネットをお呼びして良かったと思える瞬間でした.

そしてラストの合同演奏ステージ.指揮者はマリオネットの吉田剛士さんです.2ndマンドリンを舞台上手側,ギターを正面真ん中に配置し,パーカッションにはカホンも加えるなど,マリオネット・オーケストラと同様の体制をとりました.「ドライブ・アローン」,「星の道標」,「ディスコ・モスクワ」そしてアンコール曲「マンドリン酒場の夜」を楽しく演奏することができました.お客様にも喜んでいただけたのではないかと思います.

終演後は受付付近のCD販売コーナーにてマリオネットのお二人によるサインサービスもありました.大人数のファンで囲まれておりましたので撤収時間が気になりましたが,無事時間内にこなしていただき,そのまま打上会場へと移動しました.

もうあとは時間の許す限りリラックスして飲んで食べて歓談するだけ!これまでの苦労が報われた思いです.各団体の実行委員やスタッフの方々,ゲストの方々,ご来場いただいたお客様に感謝の気持ちで一杯です!

 会場ホール


  リハ風景


 
 

 




 打上会




雨にも負けず!風邪にも負けず!

このたび第15回静岡県マンドリンフェスティバルが無事終了しました.

2年前の第14回は静岡県西部地区の順番として浜松アクトシティにて開催されました.次回は中部地区の番であり,第15回と節目の回でもありますので,2年以上前から記念イベントとなる企画を自分なりに構想していました.

まずはラストステージで振っていただく指揮者ですが,マリオネットの吉田剛士さんに定めました.マンドリン界でも幅広い年代に人気があり,全国各地津々浦々にわたり演奏活動を行っております.各種コンクールの審査員や季刊誌の発行,テレビCMへの楽曲提供など精力的に活動されています.その知名度からも集客力は抜群だと考えました.

次に会場の予約です.愛好会が毎回利用している静岡駅前のAOIホールは,4年ほど前に定演実行委員を経験したことから施設内の状況は把握できており,スタッフとも顔なじみになっていますので第一候補となるのですが,駐車場の確保がやや難であることと予約抽選が1年前となっており,このところ利用者が増えたようで,希望通りの予約が取りにくい状況が続いているようでした.そこで過去のフェスで2回利用しているグランシップをあたりました.予約抽選が2年前であり,マリオネットの多忙さを考慮すれば,2年前の時点で一気に会場確保と指揮者予約を決められるグランシップに定めました.当会場はJR東静岡駅から徒歩3分,駐車場も十分,打上会場も館内で可能など便利です.

吉田氏を指揮者に迎えるにあたってはもう一つ壁がありました.吉田氏を招聘するには,マリオネットとしてのステージを別途設けるとの条件です.限られた時間配分の中で調整するのは大変だろうと直感しました.

ところが幸か不幸か,前回まで参加していた二つの団体が辞退を表明してきたのです.これで時間配分の心配は無くなりましたが,30数名分の参加費が無くなり運営経費的に苦しくなってしまったことです.そこで今回はゲストステージを設けるのであればお客様から入場料をいただいてもいいだろうとのことで経費不足分を補う金額として@500円としました.
こうして各団体の実行委員の皆さんに状況説明を行い,最終的に賛同を得ることができました.

従来と異なる企画を実現させるためには企画の意図,事業効果,経費計画など周到な準備が必要となります.こうした手法は会社員としての現役時代に数々のプレゼンを経験したことが役立ちます.

その後何度かの実行委員会を重ね,そのたびに難題を克服してまいりました.

ところがです,本番2週間ほど前から風邪をひいてしまい,微熱が収まらない体調不良が続きました.前回いつだったか思い出せないほど風邪をひくことはなかったのですが,なんで今頃と恨めしく思いました.この間,会場との打ち合わせやり取りやお客様からの問い合わせなど連日つづき,とても体を休める状態ではありませんでした.本番が近づくにつれ,次々とやるべきことが思い浮かんできて,予想通り睡眠不足にもなりました.
そしてようやく本番1日前になってほぼ普段の体調に戻れたような気がします.

1週間前からの心配事に天気予報が加わりました.どうも本番当日を狙ったように雨天が予報されました.本イベントは屋内での催しですので雨が降ろうが構わないのですが,客足への影響は拭えません.ま,こればかりは予約できないので諦めるしかありません.

2018年5月6日日曜日

風邪週間

4月28日に熱を出して以来1週間以上,微熱が続いています.黄金週間ならぬ風邪週間で終わってしまいました.

私自身はそれほど風邪をひくほうではないと思っていますが,一旦ひくと長引くのが過去の毎度のパターンです.定年後ですのでそれほど用事に追われているわけではないのですが,今回は丁度,県フェスの直前打合せやら生きがい特派員取材予約など予定が入り込んでしまい,ゆっくり体を休めることができませんでした.

いよいよ1週間後は県フェス本番です.万全の体調で臨みたいものです.

2018年5月3日木曜日

ギブソン破綻


このところ話題になっておりましたがついに現実となってしまったようです.5億ドル(約550億円)の負債をかかえての経営破綻です.

私たちの年代では1960年代から70年代にかけてのロックミュージックが青春に彩を添えていました.ロックを支えていたのがギタリストであり,そのギタリストに欠かせないのがギブソンのエレキギターでした.とりわけレスポールモデルはジェフ・ベックやジミー・ペイジが好んで用い,ロックギターのアイコンといっても過言ではないほどでした.

経営破綻の直接の原因は本業であるギター製造以外のオーディオ機器などの不採算事業だといわれておりますが,ロックミュージックシーン自体が低迷しており,エレキギター市場も縮小傾向が続いていたともいわれます.往年のロックファンからすれば寂しい限りです.

来月6月9日は「ロックの日」であり,ギブソン・レスポールモデルの生みの親であるギタリスト,レスポールの誕生日にもあたります.この日はレスポールの重厚な響きを轟かせて,ギブソン社の再興を祈念することとします.


 

 レスポール スタンダード




           レスポール カスタム

2018年5月2日水曜日

孤高のムラヴィンスキー

ららら♪クラシックの録画が数回分溜まっておりましたので整理しておりましたら,エフゲーニ・ムラヴィンスキー(1903-1988)が映っておりましたのでじっくり観ました.レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団を亡くなるまで50年間主席指揮者を務めました.

私のCDリストではムラ/レニによるチャイ5が唯一あるだけですが,鬼気迫る演奏を感じます.

録画では彼と同時期に活躍した作曲家ショスタコーヴィチの5番の演奏が見れますが,するどい眼光で全体を見回しながら楽団を指揮する姿に見入ってしまいました.スターリンによる圧政下にも屈せず孤高を貫いたムラヴィンスキー.感動の映像でした.

因みに彼は私より50年前に生誕,今年は没後30年にあたります.


2018年5月1日火曜日

久々の風邪


何年ぶりかで風邪をひいてしまいました.
2ヶ月ほど前にカミさんが東京でインフルB型にかかり,娘にうつしてはいかんと静岡に帰ってきたのですが,私も今頃インフル?などと心配になり,近くの急病センターに行って検査したところ陰性でしたのでひとまず安心したところです.とはいえ,38度以上の発熱は歳を重ねた者にとりましてはやはりしんどいものです.とにかく喉の痛みが強くて寝るにも寝れないほどでした.服薬によりやっと熱だけは下がってまいりました.本当は横になって体を休めなければならないのですが,県フェスの雑用で毎日追われる始末.寝る暇もありません.きょうやっと一段落ついたところです.
そんなんで昨日の愛好会休日練習には出れず,1stパート員の送別会にも出れず.

ま,考え方次第では風邪をひいたのがフェスティバル本番直前でなく良かったじゃないかってもんです.本番まではしっかり栄養とって,睡眠とって英気を養わなくちゃ!