2016年4月18日月曜日

Charライブin静岡

Charってギタリストはかなり前から知ってはいましたが,聞いたことある曲といえば「気絶するほど悩ましい」くらいのもの.これが1976デビュー翌年のヒット曲となるようです.年代を同じくする私としてはまさしく当時のブリティシュロックのギタリストにシビレまくっておりました.情報源は雑誌「ミュージックライフ」とラジオのランキング番組で,邦人のロックやフォークにはとんと興味が無かったと記憶しています.しばらくワンパクでならしていたCharも還暦を境に,TV番組でロックシーンを語る等,見かけることが多くなり,ベンチャーズや洋楽ロックのコピー演奏など聴けば,なかなか上手いではないかと今更ながら感心している次第です.昨年,還暦を迎えたCharは武道館で“ROCK+”ライブを敢行し,Charのために曲を書いた12人のそうそうたるアーティストがゲストとしてステージで共演したとのことです.さて今回のライブコンサートは,デビュー40周年の全国ツアーの一環で,会場の静岡市民文化会館大ホール(2000席)は同年代のファン中心に7割ほどの入りです.1曲目から早々に皆立ち上がり,手拍子が始まります.座ったままではステージが見えず,皆に合わせて立ち上がるしかありません.ただ立っているのも変ですので,周りに合わせて手拍子したり,リズムを取ったりでいかにもロックコンサートって感じです.そういやロックのライブコンサートは一度も行ったことが無かったですね.若かりし頃は名古屋でビートルズコピーバンドによるライブ演奏のある飲み屋はよく行ったものですが.Char自身も還暦だし,時折,観客の同世代ファンに「どうぞお座りになって聴いてください」などと気を使ってくれるのが嬉しい!確かにロックなので大音量のエレキサウンドと腹に響くリズムが昂揚感を煽りますが,Charのギターは聴かせるメロディーと独特のサウンドが感じられます.西洋のロックと一線を画す日本人的繊細さとでもいうのでしょうか.プログラムはデビュー曲から昨年の還暦ライブでの新曲をおりまぜる等,アンコールでの再登場に至るまで,Charのサービス精神が感じられる実に楽しいライブコンサートでした.今後も彼独自のサウンドとともに,年齢を重ねつつ渋いロックを聴かせ続けてほしいなと感じた春の一夜でした.
Char静岡公演
会場の静岡市民文化会館

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