2018年6月22日金曜日

久ぶりの本

前回自分で買った本が「国家の品格」(藤原正彦)で,12年も前に遡るほどの読書嫌いなのですが,このところマンドリン界で話題となっている本「休日に奏でるプレクトラム」(神戸遥真)が気になっておりましたので早速買ってきました.

学生時代に部活でマンドリンを弾いていた,ちょっと自信無さげな女性が社会人となり,しばらく楽器を弾くことから遠ざかっていたのだが,ふとしたことから尊敬する会社上司の半強制的な誘いに促され,再びマンドリンを手にすることに.新しく加入したマンドリンアンサンブルを取り巻く人間模様,演奏活動を通してストーリー展開していきます.私の愛器クラAやらジュゼッペ・マネンテ等々,マンドリン界でしか通じない用語が出てきて楽しく読めました.

およそ年代がかけ離れた女性からの目線なのでどうかとも思いますが,私が現在所属している社会人マンドリン演奏団体にも現役大学生がいたりと,若手が増えつつありますので,現代人のこうした心情の揺らぎが手に取るように分かり,若手団員との接し方に大いに参考となりました.

様々な業種の老若男女が価値観や感性の違いを超え,ひとつの音楽を創り上げていく喜び.改めてそんな思いに浸りました.






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