2016年8月25日木曜日

シン・ゴジラ

ゴジラ君の誕生は私が生まれる翌年のことです.彼もその時代時代に沿い様々なキャラクターを背負わされてきましたが,ここ近年はその原点が見直されてきているようです.すなわち,人類が生み出した水爆がゴジラ誕生の起源であり,戦後70年を迎えた昨年を一つの節目とし,その原点がより先鋭化されてきているように感じます.ハリウッド版ゴジラでは“GODZILLA”として神化した生物として扱われていますが,米国監督が日本の「おろち」を参照し,CG化したゴジラを表現していたのには感動しました. 本家ゴジラが“GODZILLA”に感化され本邦での登場となりました.始めの登場シーンではなんじゃこりゃ?と観ていたのですが,進化の最終形はハリウッド版に勝るとも劣らない圧倒的迫力のゴジラとなりました.特に印象に残るシーンはゴジラの吐く火炎と放射線により東京のビル群が跡形も無く破壊されていく模様です.その規模といい,破壊力のすさまじさには戦慄を覚えるほどでした.これこそ広島,長崎で投下された原爆の実相なのでしょう.無碍なく破壊されていく様にはひどく絶望感と空虚感に襲われました.人類が自ら「絶対悪」を生じさせてしまった断末魔でした. 日本が生んだ怪獣ヒーロー「ゴジラ」.世界が真の平和を迎えるまで,姿形を変えながら吠え続けることでしょう.

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