2022年9月27日火曜日

国葬

6割が反対とのアンケート結果を無視し,なんの変更することもなくこの日を迎えてしまいました.現首相が国葬とする根拠の一つである友好国からの弔意と海外要人との対談機会ですが,現G7の首脳は結局一人も来ず,当時最も親交のあったとされるプーチンやトランプですら反応が鈍い始末.所詮そんな外交成果でしかなかったことの証ですね.もはや国葬実施根拠はただただ過去最長の任期を誇ったことくらい.他にとってかわる有能な人材が現れなかったわが国の政治家の貧弱さが浮き彫りとなります.選挙活動最中に凶弾に倒れたことも根拠の一つといわれていますが,むしろ容疑者の犯行動機が統一教会と政治家との癒着問題に火をつけ,凶弾を受けた元首相がその中心人物であったことが明るみにでました.

国民の声に耳を傾けるとの決意を語った現首相ですが,傾けるだけでスルーしてしまう姿勢は以前の政権と何ら変わりありません.もはやアベノミクスの失策で世界から大きく取り残されたわが国の国勢をどなたが取り戻してくれるのでしょうか.今回の国葬アンケートで反対を示した方々皆が次の選挙投票で意志を示せば変化が起こるかもしれません.もっとも,次回選挙までしばらく間が空くので,多くの反対を押し切って強行した国葬のことなど国民は忘れてしまうだろうと政権は高を括っているのでしょう.

それにしても,国民の半数以上が異を唱えるわが国の国葬.先に行われた英国女王の国葬に国民すべてが敬意を持って臨む映像を見れば,これこそが真の国葬なのだと思わずにはいられません.

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