2022年8月27日土曜日

今朝の「be on Saturday」より

コラム「池井戸潤が撮る日本の工場」は広島県にあるマツダ本社工場を取材したものでした.池井戸潤といえば泣く子も黙る売れっ子作家であり,所有する車も数台のようですが,その中でもマツダ・ロードスターはお気に入りの一台のようです.この世界的名車がどのような工場で製造されているのかがテーマです.内容からすると,マツダの本社工場はかなり年季が入っているようで,ロボットによる最先端生産ラインとは趣を異にするようです.驚いたのは車両組み立てラインには車種がバラバラで流れてくること.効率的には良くないはずですが,ラインで働く人にとって単調で退屈な繰り返し作業を避けるための会社の思いが見て取れると筆者は記しています.ここで働く人たちはマツダ車にプライドを持つ工房職人なのだと.

初代ロードスターのパンフレットにあったキャッチコピー「だれもが,しあわせになる.」それは「クルマを通じて人の力を引き出し,社会に『活力』を与える」という創業者,松田重次郎の理念につながるとも述べています.

国内のクルマ評論家はともかく,しがらみの無い海外での評価が高いマツダ車はこうした理念,ポリシーの下,工房職人により一台一台,愛着をもって製造されていることが伝わってまいります.

私がマツダ車に魅かれるのはこうした背景に共鳴するからなのかも知れません.



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