2015年12月17日木曜日

ダブル・オー・セブン

007第24作目「スペクター」を観に行ってきました.映画館でジェームズ・ボンドを見るのは本当に久しぶりです.といいましてもボンド役は現在のダニエル・クレイグですでに6代目を数えますので,前回見たボンドは誰だったのか記憶が定かではありません.もっとも私としてはボンドといえば初代のショーン・コネリーでしかないのですが. 2代目以降のボンドはいずれもイメージからはずれ,映画「007」を観たいという意欲がわきませんでした.初代が創り上げるキャラクターイメージというのは強烈であり,多感な時期においては完璧に刷り込まれてしまう訳です.英国正統のダンディさと胸毛のエロティックさを兼ね備え,アストンマーチンをボンドカーとして自在に駆る最強の諜報部員はまさに憧れでもありました. アストンマーチンDB5は初代ボンドの秘密兵器として登場しましたが,2代目以降しばらくはアストンの姿を見かけなくなります.6代目のダニエル・クレイグはボンドカーとしてアストンマーチンDBSを駆り,DB5もプライベートカーとして登場させているようです. そして今回の「スペクター」でのアストンはDB10という,この映画のために10台創作されたスペシャルカーです.ローマ市街地を敵のジャガーC-X75と繰り広げるカーチェイスシーンは圧巻!これぞアクション映画の醍醐味です. 6代目のダニエル・クレイグは初代ボンドとはイメージは異なるのですが,過激化するアクションシーンをこなす今風のボンドとして名声を得ています.なんと言いましても,かのエリザベス女王が彼をいたくお気に入りのようで,ロンドン五輪でのオープニング映像シーンに女王がボンドとともに出演したのはサプライズでした.6代目ボンドは現代的シャープさを備えながらもプライベートカーとしてDB5をドライブし,初代の頃の英国を思い起こさせてくれるのです.
DB10

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