花粉症明け

ここ連日の雨天もあり，ようやく今年の花粉症から解放されたようです．今月上旬までは毎晩サロンパスの断片（１．５ｃｍ×３ｃｍ）を鼻筋の真ん中に貼り，花粉症マスクをして就寝していました．サロンパスに含まれるサリチル酸メチルにより鼻腔内の炎症を鎮め，同じく軽い抗炎症作用のあるメントールの清涼刺激が閉塞感のある鼻腔内の通りを良くしてくれるように感じます．また，夜間の鼻閉塞は口呼吸を強いることとなり，過度の口腔内乾燥により睡眠不足に陥ります．マスク着用は多少なりとも口腔内乾燥の予防となります．これまで長年花粉症に悩まされ続け，種々の抗アレルギー内服薬やステロイド点鼻薬を試しても効果の無かった私にとって，これが花粉症のベスト夜間対策です．私の場合はヒノキに対する抗原性は無く，スギだけに陽性のようですので４月の中旬には花粉症明けとなるわけです．毎年２～３月のスギ花粉飛散時期は重度のくしゃみ，鼻汁，鼻閉の三重苦に苛まれ，食事や酒を味わうどころではありません．嗅覚が麻痺した状態での飲食はまったく味気無くつまらないものですし，恐らく無意識の口呼吸による長期の口腔内乾燥状態により味蕾も相当機能が損なわれているのかもしれません．花粉アレルギーも加齢とともに過敏性が低下するような話を聞いたことがあるのですが，今はそのかすかな可能性に期待するしかありませんね．いずれにせよ，ようやく悩ましい症状ともおさらばです．