2014年7月14日月曜日

サッカーワールドカップ2014

注目の決勝はドイツが1-0でアルゼンチンを下しました.私はサッカーについて詳しくありませんので感想だけ述べますが,スタープレーヤー不在のドイツのチーム力が南米の個人技を上回ったといえるでしょうか.私はなんとなくドイツの優勝を予感していたので,気分はまんざらではありません.首相メルケルさんも実にうれしそうでした.ドイツという国は堅実な国民性と優れた技術力でユーロ圏全体を支えている自負があります.リーダーのメルケルさんは国民の信任も厚く,長期政権を維持しています.ただ,ユーロ圏内の債務国の尻拭いまでさせられているとの不満分子もおり,お隣のフランスでも見られる極右翼系勢力の台頭も無視できません.私がメルケルさんを尊敬するのは,国内エネルギー政策で脱原発へと舵をきり,再生可能エネルギー政策を推進していることです.コスト高の課題はあるものの,時宜に応じた政策修正を行い,頑なな国民性を有しながら女性特有の強(したた)かさを発揮しているかのように映ります.ドイツは中国との経済協力も強力に推し進めながら,さらなる国家繁栄への道を歩んでいます.日本から見れば,ちと恨めしく感じなくはないのですが.こうしてドイツはエネルギー政策の大転換とともにスポーツ界でも新たな一歩を刻んだことを世界に見せつけることとなりました. さて,日本の今回のワールドカップにおけるプレゼンス.私はこれが一番嬉しく感じたことなのですが,敗戦試合後の日本人サポーターによる会場清掃の姿です.これには世界が驚いたようですね.確かに日本のサッカーレベルはまだまだ世界のトップに遠く及ばないのかもしれませんが,この日本人が示した行動こそが,東洋の端っこからやってきた日本を世界に強くアピールしたことは間違いありません.日本人としての誇りを再認識させてくれたサポーター達に拍手です.

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