2020年5月14日木曜日

自粛緩和


緊急事態宣言の一部解除が今夜発表となり,解除対象39県に静岡県も含まれます.これまでの外出自粛などが一定の効果を上げたものと思いますが,解除による人々の行動の緩みが心配ではあります.幸い静岡県では2週間近く新規感染者が無く,感染拡大が落ち着きを見せているかのようです.県内の自治体ごとの対応も休業要請の解除などが見られますが,繁華街ではまだまだ以前のにぎわいを取り戻せていません.

一般市民が感じている不安心理は不顕性感染者の存在でしょう.一説には14%が感染しているとの報告があり,7人に1人は感染者が身の回りにいるとの不安です.とにかく人と人の接触を避けるよう叫ばれていた所以でもあります. 本来は感染初期から検査を徹底し,感染者隔離が行われていれば過度な外出制限は不要であったかもしれません.

このところの気温の上昇もあり,ウイルス活動も弱まる季節となりますが,怖いのは秋以降の第2波,第3波です.感染拡大対応で失敗した日本としては経験を活かし,PCR検査体制の拡充,感染対応病床の確保,医療資材やスタッフの確保など,今からでも徹底した準備が必要です.ワクチンの開発はかなりの時間が必要なのですぐには間に合いませんが,現存医薬品の治療薬への転用などは期待したいところです.

宅飲みもいいけど,気の置けない友人らと居酒屋で酒を酌み交わす!一日も早く実現したいものです.

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