2017年10月19日木曜日

ロダン没後100年”考える人”

昨日は秋の長雨が続く中,貴重な晴れ間がのぞきましたので静岡県立美術館を訪れてみました.ロダン館を併設する静岡県立美術館としてはロダン没後100年記念事業の様々な企画が開催されていることもあり,生きがい特派員の取材も兼ねての訪問です.ロダン館には代表作品の「カレーの市民」,「地獄の門」,「考える人」が展示されています.「カレーの市民」の制作には依頼主からの要望に反してロダン自身の考え方を全面的に盛り込みました.「地獄の門」は関心を寄せていたダンテの長編詩「神曲」の「地獄篇」を参考に構想を練り,ロダン独自の地獄を表現しています.「考える人」は「地獄の門」からの単体として作られた作品で詩人のダンテを表現したものとも云われています.これら作品群と対峙しますと人の根源的な力強さや神秘的な荘厳さが伝わってまいります. さて,世間ではいわれのない性急な解散による総選挙の話題で大にぎわい.まとまるべき野党も新勢力の登場で野党第一党からして空中分解.話題性だけは豊富ですが,理念やら政策やらが交錯していて支持政党無し層はどう流れることやら.台風接近のどさくさ紛れで与党優位か・・・私はとうに期日前投票してしまいましたが.有権者よ!今こそ「考える人」になれ!とはロダンの嘆きかも.

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