2015年9月23日水曜日

定演終了

愛好会第41回定期演奏会が無事終了しました.秋の行楽シーズン5連休の2日目という日程の中で,集客が心配されましたが,会場のAOIホールはほぼ満席のお客様で埋まりました. 例年は土曜日の夕方に開演となるのですが,今回は会場予約の都合で日曜日の昼過ぎからの開演です.例年とは勝手の違うタイムスケジュールながら,若手の実行委員スタッフは周到に準備し,業務をこなしてきていました.まことに頼もしい限りです.それでも実行委員長は数日前に体調をくずし,本番当日もやっとの状態で会場に駆けつけたようです.昨年委員を経験した私もそのプレッシャーは痛いほど分かります.会場を埋めた多くのお客様の拍手が何よりの癒しとなります. 今回のステージは1部邦人オリジナル作品,2部映画音楽,3部ロシア音楽作品といった構成ですが,隠れたテーマとしたのは,大戦後70年を経て,他国との争いも無く,こうして楽器演奏を楽しむことができる平和への感謝です.先の大戦にて悲惨な争いを繰り広げた国々に関する音楽を集め,その美しさを表わしたかったのが選曲委員としての私のこだわりでした. 1部,3部はマンドリンオリジナル作品が中心で,奏者としても注力しやすいのですが,むしろ2部映画音楽はお客様がよくご存じの曲だけに,演奏の出来不出来が楽団の評価につながってしまいます.とりわけ難しかったのは「ニュー・シネマ・パラダイス」と「ナタ愛のテーマ」だったかと思います.美しいメロディーだけに,きれいに弾こうとしても流れるようなトレモロが続かなかったり,ミスタッチはすぐさま目立ってしまいます.改めてこうしたポピュラー曲の演奏の難しさを再認識しました. 弾き方の悪癖からくる指の攣り(つり)は本番では発症せずにすみました.午前中のリハ中はほとんど弾く格好をしているだけで,指揮棒のタイミングや周囲の音量を確認するに留めました.おかげで本番中は演奏に集中でき,最後のアンコール曲まで弾き切ることができました. 打上げではビアンカの連中も加わり,夜中の1時過ぎまで楽しい時間を過ごしました.1年間皆で練習し,練り上げてきたことの総決算を無事迎えられたことに感謝と喜びを分かち合った一夜でした.
出番を控える1stパート員
打上げ三次会

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