2011年8月4日木曜日

マカオの夢

楽器店イグチでマリオネットのミニコンサートが行われました.
と言っても目的は「マカオ世界遺産マンドリン大合奏ツアー」の広報活動.
東洋と西洋の交差する街,旧ポルトガル領マカオにて300人でマンドリン
合奏をしようという試みです.集まった客は10数名ほど.
以前,中野薫さんのDuoSanksコンサートの打上会でも感じたことですが,
吉田さんはマンドリンの普及にそれはそれは熱心です.季刊誌「奏でる」も
その一環です.今回の企画も全国のマンドリン好きに声掛けし,一大イベン
トで盛り上げようという趣旨のようです.このように熱く語られますと参加して
みようかなどと思ってしまいます.
さて,今宵のマリオネットの演奏曲は「南蛮渡来」,「唐街雨情」,「RURU」,
「マンドリン酒場の夜」でした.1.5mほどの目の前で奏でられるポルトガル
ギターの切ない音色はなんともいえない異国情緒豊かなものです.湯浅さん
の演奏も情熱的でプロらしさを感じます.ポルトガルギターは8台所有されて
おられるとのことでした.吉田さんのジェラのマンドリュートも心地良く響きま
す.ジェラのマンドリンは製作年を聞けなかったのですが,相当年季が入っ
ているようでした.枯れた独特の音色と絶妙な指のタッチで繊細な音楽を繰
り広げておりました.
今宵は無料でマリオネット音楽を楽しめた上,ポルトガルワインまで味わうこ
とができたマカオの夢のひとときでした.

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