2014年1月7日火曜日

鑑定士と顔のない依頼人

これまでにないペースで映画鑑賞をしています.本日の映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」で有名なトルナトーレ監督の新作です.先月,あるテレビ番組でこの映画の予告編を観て,そのミステリックな展開と,好きな映画の一つである「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督ということもあり,はずせないなとマークしていた映画です.このところ利用している映画館は静岡市唯一のシネコンなのですが,今回の映画は別の小さな映画館で上映されていました.以前はコンサート用として使われていた200席ほどの小ホールですので,映画館としては小さな会場です.客も三分の一程度しかおらず,むしろ落ち着いた心持ちでミステリー作品を堪能できました.有名な画家の女性肖像画の数々やメカニカルな骨董品に,特異な人物設定等々が複雑に絡み合い,最後のどんでん返しには驚きました.高貴なプライドで覆われた名鑑定士のほんの心の隙間をついた作品に仕上げたトルナトーレ監督に拍手!

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