2012年3月21日水曜日

鉄の女(続)

女性初の英国宰相となったサッチャーは在任期間でも10年余の長きにわたる記録を作りました.娘の手記により母親の認知症が明らかとなりましたが,在職中の重責と極度の緊張の連続にさらされた一人の女性にしてみれば,この期間内に人生において持ち得るすべての知力,精神力を使い果たしたのではないかと想像いたします.
日本の顔たる首相が毎年入れ替わる我が国では国民の政治不信が蔓延し,ただでさえ3.11後の復興や原発事故処理,エネルギー政策等待った無しの難問山積状態なのに,相変わらずの党利党略に明け暮れている有様です.そういえば先日最終回を迎えたTVドラマ「運命の人」では当時,長期政権を誇った首相がモデルとして登場していますが,ドラマはその栄光に潜む闇の部分をテーマにしたものでした.
こうしてみますと,今の日本を真に立て直し,将来にわたり任せられる政治の本当のリーダーが「鉄の女」を透かして待ち望まれます.
今年,英国ではロンドンオリンピックが開催されます.歴史上の経緯から複雑な国家事情を抱えた中ではありますが,夏の祭典は英国を大いに盛り上げることでしょう.日本にとって昔から政治の模範であった国の隆盛をただ見つめるだけでなく,日本も本当に生まれ変わらねばなりません.これは昨年どん底の苦境に見舞われた日本へのメリルからのメッセージなのかも知れませんね.

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