2021年6月7日月曜日

がむしゃらに五輪へ

東京2020オリンピック開催まで46日と迫ってまいりました.各種報道アンケート調査によれば,8割が開催中止または延期との結果ですが,このところ各種の邦人スポーツマンの活躍が報じられ,スポーツ熱の高まりとともに開催票が少しずつ上がってきたようです.すでに海外選手団の来日が始まっていますし,今更,中止とは言えない段階になってしまいました.

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長ら専門家の提言は至極真っ当であり,庶民感覚に近いものですが,政府側はまったく聞く耳持たずで,都合が悪くなれば切り捨てるといった,従来の政府のやり方が露骨に表面化しています.

前の長期一強政権がもたらした悪弊がますます肥大化し,もはや正気の沙汰とは思えない悪政が堂々と繰り広げられています.米国の前大統領も良識が疑われるような酷いリーダーでしたが,今の日本の政治を欧米各国は奇異の目で見ていることでしょう.東京五輪開催への否定的視点は海外でも高まっています.

開催が避けられないのであれば,せめて無観客での開催とすべきでしょう.そうでなくても間違いなく人流は増えますし,変異ウイルスの感染拡大は読み切れません.パンデミック状況下では国家は最悪を前提とした対策を講じるべきたど思われます.コロナ禍における具体的な開催基準も示さず,がむしゃらに五輪開催に突き進む政権.国民をロシアンルーレットでもてあそぶような政権には選挙投票で正すしかありません.

0 件のコメント:

コメントを投稿