2020年3月11日水曜日

災いの記憶


東日本大震災から9年になりますが,この日の政府主催の追悼式は中止となりました.新型コロナウイルス感染拡大によるイベント自粛は各被災自治体の追悼式も中止や縮小を迫られたようです.私自身は毎年この日の14時46分に東を向き黙とうをしています.福島の友人たちはどのような思いでこの日を迎えているのでしょうか.五輪招致のため世界に発した「Under Control」は現状どうなっているのか,汚染された街並みの一部開放は聖火リレーのための見せかけではないのか等々,課題山積のままです.

こうしてあらゆる手段を講じて手にした五輪開催は中国奥地から発生した新型ウイルスにより開催見直しを迫られています.

時間の経過は記憶を次第に遠ざけていきますが,災いは忘れたころに来るとはよく云ったものです.過去のウイルス禍であるSARS(2003年)への対策が今回の新型コロナウイルス感染に活かされているのか.厚生行政の対応を見る限り,ウイルス感染リスク管理の脆弱さ,対応の遅れ等,外国と比べ貧弱さが目につきました.

東日本大震災並みの自然脅威が明日にも起こるかもしれません.過去の教訓を忘れてはなりません.

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