2011年10月12日水曜日

鈴虫君の運命

我が家に鈴虫君がやってきて1ヶ月余り.たしか雄雌5匹づつ虫籠にいたはずでしたが,ついに昨夜,雄が一匹もいなくなってしまいました.1匹の雄が鳴き始めやがて2匹,3匹と揃って鳴くようになり,鈴虫らしい音色を発しておりましたが,やがて次第に減り始め,このところは1匹で寂しく鳴いていました.そして昨夜,その最後の雄が雌に食べられていたのです.雌は結局4匹残りました.
鈴虫の飼い方を調べたところ,キュウリなどの野菜とともに削り節のような動物性の餌も必要とのことで欠かしていなかったのですが,次第に雄が雌に食べられていったようです.虫の世界とはいえ,厳しい現象を目の当たりにしました.
翻って人間はどうでしょうか.こと日本では男が一歩外へ出れば7人の敵に囲まれており,身を削りながらも稼ぎを家に持ち帰るもので,女は家で子供や家庭を守りつつ男の帰りを待つ.さすがに今日ではこのような化石的考え方は通りませんが,一時代の習わしであったことは事実でしょう.定年退職と同時に蝉の抜け殻のようになってしまう男を傍目に,女は女同士の交流を広め,その強靭さとしなやかさをもってして人生を楽しみ続ける術を修得する.人間も生き物の内のひとつに過ぎませんね.

2 件のコメント:

  1. タケサン、ホントニソノトオリデス。
    ヨクゾカイテクダサイマシタ。
    ワタシハジンセイヲタノシミツヅケマス。合掌。

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  2. おとこはおんなにつくすいきものです.せいぶつかいとなんらかわりありません.アーメン.

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