2015年1月30日金曜日
いちご
昨年,静岡県は新種のいちご「きらぴ香(きらぴか)」の販売を開始しました.静岡県はいちご生産では全国5位で,このところは「紅ほっぺ(べにほっぺ)」が主流でした.全国でのいちご生産高トップは栃木県であり,福岡県,熊本県が続きます.いちご品種としては「とちおとめ」,「あまおう」あたりが有名なところでしょう.静岡県では古くは久能の石垣いちごが全国的に有名でしたが,平成に入ると静岡ブランドとして「章姫(あきひめ)」が誕生しました.この品種は酸味が少なくさっぱりした甘みで売り出しました.当時の私はどうしてこのような味気無いいちごが好まれるのだろうと不思議でなりませんでした.その後平成14年には,酸味と甘みのバランスが良い新たな静岡ブランド「紅ほっぺ」が登場します.「紅ほっぺ」の生産は順調に伸びたようでしたが,他県も新たな品種の開発,生産に余念がなく,生産高シェア争いに拍車がかかっていたようです.そんな中生まれたのが新静岡ブランド「きらぴ香」です.この品種は「あまおう」に代表される高級ブランド志向を狙っているようです.早速買い求め,食してみましたが,糖度10で甘さ控えめ,酸味もほどほどといった味覚でした.いちごとしての姿形はとても整っているし,サイズもほどほど大きめできれいな品種なのですが,味覚としてのアピールがちょっと物足りないかなというのが私の第一印象でした.やっぱり私としては昭和時代に食していた小ぶりで甘酸っぱいいちごが一番好きなようです.
静岡産の新ブランド「きらぴ香」
2015年1月26日月曜日
総会2015
2015年度愛好会総会が開催されました.私にとっては2回目の会議出席ですので,参考となるのは前回の会議内容のみですが,それにしても今回は会の基本姿勢が問われる重大なテーマが掲げられておりました.場合によっては分裂なんてことも想定されかねない含みをもったものでした.それだけに発言者もベテラン会員の一部や若手もわずかなメンバーに限られてしまいました.内容的に発言しにくい会員もいたことでしょうし,時間の制限もありましたが,もう少し積極的な意見のやりとりが欲しかったのが正直なところです.とはいえ,これが現実の愛好会としての限界なのかもしれません.これまでにない重要なテーマが掲げられていたにもかかわらず総会出席者があまりに少なすぎることです.会員55名に対し,出席者は半数の28名でしかありません.委任状提出が13名ですので計41名と総会の成立条件(過半数)は満たしているとはいえ,ほぼ半数の会員は会の存在意義に関わる重要なテーマについて述べ合う機会を逸しているのです.愛好会とは交流団体でもあるBFの内情を多少とも知っている者からすれば,より総会に対し熱心ですし,その後の新年会出席率も老若男女含めて高いのです.こうした問題は,私が在京時期に感じたことなのですが,在京団体は相当にコアなものから緩めの団体まで数多く存在し,選択肢が圧倒的に多いわけです.したがってそこに集まるメンバー同士はその指向性の差は少ないはずです.時には異なる音楽をやってみたい時でも,比較的身近にどちらかの団体に参加できる環境下にあります.一方,ローカルでは団体数が限られ,選択肢も狭い.したがって限られた団体の中においては,メンバー同士の指向性にもかなりの振れ幅の違いがあることを前提に運営していくこととなるのです.定演での選曲しかり,練習時間しかり,行事参加しかり,そして総会への参加もまたしかりです.
さて,今回総会に投げかけられたテーマは図らずとも,会員個々がより真剣に取り組み,パートとしての機能を一層充実させることにより,結果としてより高い音楽を目指すことができるのではないかという愛好会の方向性を再認識する機会ともなりました.「四十にして惑わず」とも云われますが,愛好会も新たな41年目に向けスタートを切ったところです.
2015年1月19日月曜日
シングルモルト余市
今週から朝ドラ・マッサンの北海道でのウィスキー造りが始まりました.ニッカウヰスキーといえば,私が学生の時はブラックニッカが定番でした.当時の学生のウィスキー主流はなんといってもサントリー・ホワイトでしたが,数少ないニッカ派は安くて味の濃いブラックニッカでした.この味の濃さがマッサンで云われる「スモーキー・フレーバー」の違いなのかどうか定かではありませんが,ホワイトとは明らかに異なる味わいであったことは間違いありません.ついでに日本酒といえば「剣菱」でした.社会人になってからはニッカウヰスキーを飲むことはなくなってしまい,バーボンやらスコッチを気が向いた時に飲んでいたものです.数年前まではウィスキー出荷量もすっかり落ち込んでいたようですが,サントリー角のハイボールのヒットがキッカケで出荷も上向いてきていた中での朝ドラ・マッサンの影響でウィスキー人気が再燃しているとのことです.私も何十年ぶりでニッカウヰスキーを買い求めました.「シングルモルト余市」は当時のブラックニッカとは比較にならないほど上品な味わいですが,鼻腔を抜けるほのかなスモーキー香が青春時代の1頁を思い出させてくれます.
2015年1月18日日曜日
第2回合奏セミナー練習会
合奏セミナーの第2回練習会が前回同様グランシップ静岡にて行われました.今回も他の団体からの多数の参加者で練習会場が埋まりました.当日は丁度20年前,阪神・淡路大震災発生により6,434人が亡くなられた日でもありましたので,音楽仲間として集まった皆さんで黙とうをして犠牲者を悼むこととしました.目を閉じておりますと,その日の朝の大震災を伝えるTVニュース映像が思い浮かんでまいります.管理職になったばかりの私は浜松市の自宅で張り切って出勤準備をしていたのですが,至る所から黒煙を上げる廃墟のような街のTV映像がまさか日本の神戸市の光景であるとはにわかに信じられず,しばらくTVの前から動けませんでした.あれから20年,犠牲者の無念や残された方々の心痛はどれほどのものだったでしょうか.もうじき4年が経とうとしている東日本大震災にも思いはつながります.今こうして,音楽仲間同士で楽器演奏を楽しむといったささやかな幸せに身を置いている日常への感謝を忘れまいとの思いを新たにしたところです.
さて,今回はセミナー練習曲として「妖精組曲第4楽章“Sylphe”」(二橋潤一)が追加となりました.初回の合わせですのでテンポを抑え気味で流しましたが,「夢の魅惑」(ボッタキアリ)にない,リズミカルさも加わりましたので練習にも彩りが添えられたような気がいたします.遠方にもかかわらずBFからは新たに3名ほどの参加がありましたが,当団体の音楽に対する深い思い入れを感じます.当セミナー練習はあと来月の1回を残し,2月末の本番を迎えます.どのようなセミナーになるのかとても楽しみです.
自宅から見る東静岡駅方面 グランシップ静岡がほぼ中央先に
2015年1月13日火曜日
1159段再び
正月3日に登ったばかりの久能山東照宮石段1159段に再度挑んでまいりました.カミさんが社殿塗り替え修繕後の東照宮をいまだに見ていないようなので,それじゃということで.家康400年祭の今年は例年にない人出のようですが,さすがに連休明けの平日のきょうは空いていました.前回では見れなかった博物館にも寄ってみましたが,家康ゆかりの太刀や甲冑等の武具や日用品等,貴重な資料が多数展示されており,家康と静岡との結びつきが一層身近に感じられました.今年は家康一色の静岡になりそうです.
さて,足腰の疲れがわずかに残る今宵は清水の酒「臥龍梅」の一杯で癒すことにします.好まれる酒のランク付けで静岡県1位に選ばれている地酒です.純米でありながらすっきりした味わいで,とても飲みやすい印象でした.
拝殿までもう少し
陽に映える拝殿
久能山東照宮博物館
消波ブロックが並ぶ久能海岸
「臥龍梅」純米吟醸
2015年1月3日土曜日
愛好会初詣
風も無く穏やかな晴天に恵まれた正月3日目は久能山東照宮への愛好会初詣です.入山パンフには「御鎮座400年大祭」と記されていました.久能山東照宮は元和2年(1616年)4月17日家康公が75歳で亡くなられた時,その命によりその夜当山に葬られたという由緒ある神社です.家康公没後400年祭としても最重要スポットとなります.家康公は戦国時代に終止符を打ち,260年の長きにわたる平和国家の礎を築き上げました.将軍職を秀忠に継がせた後は晩年まで駿府城にて大御所として隠居されており,駿府の地が大変お気に入りだったようです.神社の一番奥にある家康公のお墓所である神廟前に立ちますと,戦争の無い平和な世の中が続きますようにと願わずにはいられません.
久能山東照宮一ノ鳥居 例年以上の賑わい
光る駿河湾 ふもとには石垣イチゴのビニールハウスが連なる
絢爛豪華な拝殿
三つ葉葵の御紋が並ぶ
神廟前にて
桜エビかき揚げ丼で駿河湾の海の幸を味わう
2015年1月1日木曜日
初詣
2015年元旦は寒風吹きすさぶ晴天で明けました.こうして家族そろっておせち料理をいただけるささやかな幸せをかみしめています.午後は「せんげんさん」として市民に馴染みの静岡浅間神社へ初詣に出かけました.今年は徳川家康公没後400年祭として県をあげて様々な催しが企画されていますが,ここせんげんさんも家康(幼名竹千代)が元服式を行った由緒ある神社であり,例年以上の人出で賑わっておりました.明後日は愛好会メンバーと久能山東照宮にお参りに行きますが,こちらもかなりの人出が予想されます.さて,私自身としては自由人として2年目を迎えますが,趣味のマンドリンと写真撮影に関してより深みを目指したいと思っています.そのためにも健康で充実した日々をおくれますよう祈願いたしました.
2015年元旦の富士
我が家の雑煮とおせち料理
せんげんさん赤鳥居
元旦の夕焼け
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