2014年7月27日日曜日

OB指揮者との練習

きょうの愛好会日曜練習は2部の映画音楽特集のための練習です.40回記念演奏会の企画として,OB指揮者3名に2~3曲づつ振っていただくものです.最初に登場したのは,私が愛好会に所属していた頃の正指揮者Sさんです.いかにも自由人のようでありながら,いささかの頑固さを兼ね備えた昭和時代のオヤジです.独特の振り方ですが,私は嫌いではありません.次に登場するのは,私が共に演奏したことのないKさん.細身で理屈っぽそうに見えますが,演奏に対する指示は実に的確でほどよいタイミング.演奏中にも大声を張り上げるなど,かなり熱い指揮者魂を感じさせられます.彼の指示により,合奏の音量感が上がったことはちょっとした驚きではありました.最後に登場は,このところチェロ奏者としても演奏参加しているNさん.当会の楽器マニア大王,いや王子だそうです.彼はのんびり進行のマイペース型.3人3様の指揮者の違いは,曲目の違いはあれ,奏者に様々なインスピレーションを投げかけているような気がいたします.

夏本番

今週始めの梅雨明け宣言とともに,蝉時雨で目が覚める毎日です.私は暑いのは苦手ではありませんので,むしろ夏本番を楽しみたいと思っています.毎朝,新聞を取りに行くときに,階段わきにはカナブンが転がっていたり,カミキリムシが這っていたりで,昨日はなんと!ナナフシを見つけてしまいました.東京から帰ってきていた娘はカマキリと見間違えていましたが,ナナフシは初めて見るようで気味悪がっていました.私もこれまで見たのは数回しかありません.弱ってはいましたが,草むらに帰してやりました. さて,夏の風物詩といえば花火.昨日は安倍川の花火大会が行われました.日中は大変な暑さでしたが,夕刻ともなれば安倍川にそって海風が吹いてきているようで,しのぎやすく花火を楽しむには絶好の天候でした.娘は浴衣に着替え,高校時代の友人らと花火見物に出かけていきました.来年はカミさんと浴衣で行くことにします.
ナナフシもバテ気味

2014年7月22日火曜日

愛好会合宿

この3連休の二日間は愛好会合宿が行われました.場所は三保松原近くの東海大学三保研修館.初日は1部の合奏練習と夕食後はパート練習です.ギターは合宿前に独自のパート練習を実施し,合宿に備えていたようです.ドラも合宿でのパート練習ではやるべきポイントを押さえているようで集中度が見てとれました.それにくらべ1stMのパート練習では焦点が定まっていない印象です.一度にすべてはカバーできませんので,今回の合宿では克服すべき部分を絞って,集中的にパート員が取り組めるよう準備が必要であったと感じます.二日目は3部が中心でしたが,いずれの曲もやっかいな部分が多分に残っています.次回の合宿は本番直前となりますので,曲を仕上げるつもりで臨まねばなりません.より一層,パート員のモチベーションアップが求められます.
客員指揮者T氏による合奏練習
東海大学三保研修館
㈱エスパルス 近くにはエスパルス練習グランド
会員所有のビーナスヘッドのヴィナッチャ1926年 いい音です! 
3部合奏練習 疲れもピークに

2014年7月17日木曜日

東高マンクラがんばっ!

先日の7期会時に借りた楽器を返すため,東高マンクラを訪れました.講師の薫さんから,来週大阪で行われる高校マンドリン全国大会出場のため今猛練習中なので激励に来てやってくれとのことでしたので,差し入れを持って行きました.曲は難曲で有名な「妖精組曲」から3,4楽章です.私は演奏経験が無いのですが,その難度は即座にわかります.それでも新2,3年生達はバリバリ弾きまくります.そういえば当曲は4月の東高マンクラ定演でも演奏していたもので,今回の大会ではさらに磨きをかけての挑戦となります.是非上位入賞を期待したいところです. さて,帰り際に外で練習していた1年生に声をかけてみました.色々伺った中で気になったことは,今年のマンクラ入部1年生はたった7名しかなく,これはここ数年で最低人数とのこと.理由は明らかではありませんが,彼らの話では,東高マンクラは練習が多く,土日の時間も取られるので大学受験勉強に影響を及ぼす,そういったうわさは予備校内でも広まっているとのことです.確かに全国大会で競い合うレベルにいくまでには相当な練習時間をかけざるを得ないのですが,進学校としては厳しい現実なのかもしれません.高校時代をマンドリンとともに過ごした者としてはちと寂しい思いがいたします.

山水破産

山水電気がついに破産となりました.私が学生だった頃はパイオニア,トリオとともにオーディオ御三家として人気を博しておりましたが,今となってはいずれも誤算家に成り果ててしまいました.自宅のプリメインアンプAU-α507NRAも機を合わせるがごとく,スイッチの接触不良が出始めました.パイオニアのCDプレーヤーまでピックアップが脆弱化してきてしまいました.年金生活者としては実に困りものです.

2014年7月14日月曜日

東高マンクラ7期会

台風一過の晴天の土曜日,東高マンクラの7期連中が「池田の森アトリエ」に集まりました.まずはマンドリン合奏演奏会です.クラブソング「小雨降る径」から,「フォスター歌曲集」,「山峡」,「鈴懸の径」等8曲ほどを合奏しました.先月の練習会時に加え,横浜から参加のAさんには電子ピアノを弾いていただき,しっかりしたリズムで音楽の流れを作っていただきました.新たにセカンドでUさんの参加と,ファーストのO君とSさん,ギターのSi君,U君らがこの1ヶ月間でかなり練習していただいたようで,思いのほか楽しい演奏会となりました.視聴者としてY君,Kさん,Nさんも駆けつけてくれました. 当会場のオーナーのU君は学園祭時の演奏テープをCD化して皆に配布してくれました.録音状態はけっして良くはありませんが,当時を懐かしむ思い出の品となります. 合奏後は場所を変えて,街中にくり出し懇親会です.ここで新たにSa君と合流し,11名の集まりとなりました.話題はもっぱら当時の男女の仲.とりわけギターパートの連中はずいぶんお盛んだったようです.それに比べ私などなんとおとなしかったことか.それが今頃になって幹事役を引き受けるパワーの源になっているのか,単なる暇人だからやっているのか・・・ 会は二次会,三次会と続き終了は夜中の12時過ぎ.今宵もかなりアルコール摂取過多となってしまいましたが,皆さん大いに楽しんでいただけたようで,幹事役としてはなんとか無事終えることができほっとしたところです.
皆真剣そのもの
7期おそろい!

サッカーワールドカップ2014

注目の決勝はドイツが1-0でアルゼンチンを下しました.私はサッカーについて詳しくありませんので感想だけ述べますが,スタープレーヤー不在のドイツのチーム力が南米の個人技を上回ったといえるでしょうか.私はなんとなくドイツの優勝を予感していたので,気分はまんざらではありません.首相メルケルさんも実にうれしそうでした.ドイツという国は堅実な国民性と優れた技術力でユーロ圏全体を支えている自負があります.リーダーのメルケルさんは国民の信任も厚く,長期政権を維持しています.ただ,ユーロ圏内の債務国の尻拭いまでさせられているとの不満分子もおり,お隣のフランスでも見られる極右翼系勢力の台頭も無視できません.私がメルケルさんを尊敬するのは,国内エネルギー政策で脱原発へと舵をきり,再生可能エネルギー政策を推進していることです.コスト高の課題はあるものの,時宜に応じた政策修正を行い,頑なな国民性を有しながら女性特有の強(したた)かさを発揮しているかのように映ります.ドイツは中国との経済協力も強力に推し進めながら,さらなる国家繁栄への道を歩んでいます.日本から見れば,ちと恨めしく感じなくはないのですが.こうしてドイツはエネルギー政策の大転換とともにスポーツ界でも新たな一歩を刻んだことを世界に見せつけることとなりました. さて,日本の今回のワールドカップにおけるプレゼンス.私はこれが一番嬉しく感じたことなのですが,敗戦試合後の日本人サポーターによる会場清掃の姿です.これには世界が驚いたようですね.確かに日本のサッカーレベルはまだまだ世界のトップに遠く及ばないのかもしれませんが,この日本人が示した行動こそが,東洋の端っこからやってきた日本を世界に強くアピールしたことは間違いありません.日本人としての誇りを再認識させてくれたサポーター達に拍手です.

2014年7月11日金曜日

ゴジラ

先日録画しておいた「ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版」を観ました.原版は昭和29年(1954年)に制作されたものです.当時はCGなどありませんので,着ぐるみのゴジラは愛嬌さえ感じるのですが,当時のキャラクターとしては東京を破壊し尽す大怪獣として人々を恐怖のどん底に突き落とす魔物そのものでした.背景には水爆実験に象徴される大量破壊兵器開発への批判の叫びがゴジラに姿を変えて現れたのかもしれません.映像の中で,国会におけるゴジラ出現の報道管制について議員同士の激しいやりとりがありましたが,ひたすら報道制限を主張する男性議員に対し,すべての情報公開を迫る女性議員の圧倒的な逞しさには舌を巻いてしまいます.女性議員への蔑視が横行する現在の状況とついつい比較して観ていました. 原版は60年も前のものだけに,着ぐるみはもとより,破壊される街並みのセットや車両,燃えさかる炎,荒れ狂う海原等の描写はちゃちなものですが,モノクロ映像はそれなりに恐怖感や迫力を感じさせます. 今月末にはハリウッド版が上映されるようですので行ってみようかな.

2014年7月8日火曜日

東京マンドリンツアー

この土日は愛好会にとって縁のあるマンドリン演奏会が東京にて開催されたため,愛好会有志数名で東京マンドリンツアーが企画されました.私の場合は娘が東京に住んでいるので他メンバーとは若干行動スケジュールが異なりますが,演奏会鑑賞と打上会には共に参加しました.土曜日はデュオサンクス演奏会で会場は八重洲ホールです.すでに先月の静岡公演を聴いておりましたので,別会場による響きの違いを感じることができました.静岡AOI600席に対し,当ホールは80席程で,本来の音楽用音響設計ではないのかもしれないのですが,マンドリンとギターの最小ユニットにとっては適度な囲まれ感がほどよい響きを醸し出しています.この夜もビーナスヘッドのヴィナッチャは実にいい音色を響かせていました.演奏会後は近くの居酒屋で打上会.薫さんの知り合いの方々やイグチさんスタッフ,愛好会有志,杏里さんのお弟子さんらで円卓を囲みました.立川MCのメンバー2人とも久しぶりに会え,楽しいひと時を過ごしました.その夜は神楽坂の娘宅に宿泊です. 翌日曜日は午後から第一生命ホールにてビアンカフィオーリ定期演奏会です.昨年まで3年間所属していた団体ですし,生演奏を聴くのも4年ぶりとなりますので大いに楽しみでした. Ⅰ部では井上泰信さんをソリストに迎えての「ナポリ狂詩曲」(R.Calace)マンドリンオケ伴奏版が演奏されました.相変わらず井上さんの堂々とした演奏ぶりや放つオーラは多くのマンドリン奏者の憧れでありましょう.ただ今回のマンドリンオケ伴奏は試みとしては興味深いのですが,音量バランス等多少の工夫の余地があったのではと思いました. 「序曲」(吉水秀徳)は作曲者自身が述べられているマンドリンへの想いが強く感じられる作品で,ビアンカの演奏はその想いに真摯に応えた大変素晴らしいものでした.清末さんの指揮にも大いに感動しました. Ⅱ部は田口さん指揮によるコテコテのマンドリンオリジナル作品集.重厚な「ギリシャ風主題に依れる序楽」(N.Lavdas),イタリアトスカーナ地方の伝統的競技祭パリオが題材の「シエナ組曲」(V.Cerrai),そしてラストが悲壮感に満ちた「英雄葬送曲」(C.O.Ratta)と続きます.これら重厚かつ煌めくマンドリン音楽の世界が,時に存分にテンポルバートを効かせる指揮とそれに呼応する技量と圧倒的音量を備えた演奏陣により見事に展開されていきます.ホール全体に広がる豊潤な音響の中で聴き手は大いなる感銘を受けることとなります.すべてのプログラムが終えたあとの爽やかな疲労感は,それだけ音楽に聴き入っていたことの証しです.愛好会もこうした演奏会をお客様にお届けできたらどれほど素晴らしいことでしょう. 打上会は同会場の別フロアにて行われましたが,井口さんからのお声かけで少しだけ参加させていただきました.特に1stのメンバーの方々とは1年ぶりにお話しができて大変嬉しかったです.練習後毎回,反省会をやっていたメンバーも相変わらずお元気そうで,私もパワーをいただきました.愛好会でもがんばらなくっちゃ!ですね.