フルート協奏曲の伴奏部分は楽譜を配布された時からその弾き方が問われました.随所にトリルあり,ターンありで実際の音取りをどのようにしたらよいのか奏者各自にはわかりません.コンマスからの細かい指示は出ているのですが,確実に全員がそろえて弾いているか,その弾き方で良いのかどうかまでは今一つでした.そこでBFでも久しぶりの1stMパート練習となった次第です.集まったのはパート員の半分ほどだったのですが,今日はソリストと指揮者も同席し,数小節ごと楽譜を区切り確認していきました.ほとんどはソリストの弾き方を参考にして指揮者が音符分解しました.こうして全てを音符にすると頭ではわかるのですが直ちに手や指が思った通りには動いてくれません.最初の内はテンポを落として合わせ始め,次第に速めてインテンポにもっていきます.全員が合うまで何回も繰り返します.時には二人づつ弾かされたり冷汗ものですが,ごまかしができない確実な練習方法です.これを4時間ほど1曲のみ続けましたので大変疲れました.でもこれまであいまいに弾いていた箇所が確実にそろった弾き方で統一できたので,あとは各自が個人練習で克服するだけです.本日の練習は繊細なBFサウンドの真髄を垣間見た思いです.
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