2020年4月28日火曜日

朝ドラにマンドリンが


福島市の生んだ作曲家,古関裕而をモデルにした朝ドラ「エール」が好評のようです.古関裕而は1909年福島市に生まれ,幼少の頃より音楽家を目指していましたが,1930年(昭和5年)に日本コロンビア(株)に入社し数々の曲を作りました.とりわけスポーツ関係の行進曲,応援歌などが多く,「栄光は君に輝く」,「オリンピック・マーチ」,「六甲おろし」など誰しも一度は耳にしたことがあると思います.

同時代には同じく作曲家で有名な古賀政男(明治37年生まれ)が活躍しており,1930年に「影を慕いて」を作曲しています.古賀政男といえば明治大学マンドリン倶楽部を創部した一人として有名ですが,マンドリンの国内普及に大きく貢献することとなりました.

そんな背景もあり,今週の朝ドラ「エール」では主人公の古山裕一(窪田正孝)が関内音(二階堂ふみ)宅にあったマンドリンを手にするシーンがありました.よくみれば年代物のマンドリンで「オールド」と云われるイタリア製の貴重な楽器のようです.

今朝の朝ドラでは冒頭の製作スタッフ一覧に「マンドリン指導/宮田蝶子」が載っていました.宮田蝶子さんは国内のマンドリン指導者としてはベテランの一人で,NHKラジオ・テレビ等で挿入音楽のマンドリンを担当しています.また演奏活動として「東京マンドリン宮田楽団」の会長兼コンサートマスターとして活躍されています.

福島県は以前,仕事で6年間ほど赴任した地でもあり,音楽が背景となる今回の朝ドラ「エール」の今後の展開がおおいに気になるところです.先日,新型コロナウイルス感染により亡くなられた志村けんさん演じる小山田耕三(山田耕作がモデル)が今週登場しそうですし!

マンドリンを手にとる裕一



 裕一と音

 宮田蝶子さんが載る

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