アカデミー賞俳優のL.ディカプリオは国連平和大使でもあり,2年間にわたり世界各地の自然環境の変化を視察した記録をドキュメンタリー映画として編集しました.映像には貴重な地球自然が無残に破壊されていく様子や,その背景,こうした現況をオバマ前大統領やローマ教皇へ進言する姿などが盛り込まれています.
上映後は今回の映像データの提供者である西原智昭さん(NPO法人アフリカ日本協議会理事)のミニトークがありました.アフリカでの活動が主たる西原さんは日本滞在が年の1/3程度しかないため,外から見た日本に対する感想を述べられ,日本は世界有数の資源輸入大国でありながら,消費する日本人があまりにも資源そのものへの認知が足りなさすぎると訴えます.石油や天然ガスなどのエネルギー資源,農産物や海洋資源などの出処,輸送,加工など一連の経緯について鈍感すぎるとも言います.
甚大な被害をもたらした西日本豪雨などはその一例ですが,現在地球をとりまく温暖化現象は世界各地に大洪水の発生を予兆させており,CO₂排出制限や森林破壊の制限などその対策は喫緊の課題として世界の科学者が声高に訴えています.
私たち地球資源の消費者一人ひとりはこうした現状を少しでも認知し,世論として大きな声となれば世界的大企業,政治家をも動かす原動力になれるはず.そんな思いがディカプリオ,西原さんから伝わってまいりました.
さて,映画鑑賞後は駅近くの店で腹ごしらえ.豊かな海洋資源を有難く味わうことにしました.
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