2018年7月23日月曜日

大暑


二十四節季中,最も暑くなるという文字通り「大暑」の一日でした.観測史上初の41.1℃を記録した埼玉県熊谷市をはじめ,東京都では初の40℃台となる青梅市の40.8℃など,全国が酷暑に包まれました.様々な気象条件が重なり,湿度の低下をも伴うと呼吸までもが苦しくなり,もはや外にいることが困難な状況にもなったようです.熱中症で倒れる人も多く,とりわけ高齢者は室内の高温に対しても鈍感な方が多く,エアコンをつけないまま部屋で亡くなられるケースが多いようです.

こんなに長く暑い7月が続くと,翌8月はひょっとして早くから台風が連続でやってきて,再び豪雨に見舞われるのではないかとも心配になります.

いずれにせよ,異常気象は日本だけにとどまらず,地球的規模で観測されています.先日の映画で訴えていたディカプリオのメッセージが甦ってきます.

最後の実行委員会

第15回静岡県マンドリンフェスティバルの最後の実行委員会が行われました.今年5月13日に開催された本フェスの総決算と次回第16回県フェス開催の道筋をつけるための会合です.

思えば2年前の第14回県フェスの最後の実行委員会にて私は自分の思い描いていた第15回県フェスの構想を披露し,各実行委員の承認を得て実行委員長に就任して以来,開催に向けてひたすら奔走してまいりました.実行委員長とは聞こえはいいようですが,実に多忙かつ悩み多き役割ではありました.とりわけ今回はゲスト招聘の関係上,従来とは異なるプログラム構成となったため,苦しい決断を迫られたこともありました.それでもなんとか難関突破できたのは私自身のやり遂げたいとの思いと各実行委員や各団体の参加者,友人たちの理解と協力があったからこそです.最後の実行委員会の時を迎え,改めて各委員に感謝の意を表させていただきました.

さて次回の県フェスです.自ら実行委員長を表明する者は誰一人として無く,会議は滞り気味になりましたが,県東部唯一の団体の委員であるMさんに懇願し,なんとか実行委員長を引き受けていただくこととなりました.やはり本フェスは県全体のイベントであり,東部を外すわけにはいきません.各委員の積極的な協力がより一層必要となります.

実をいえば,私自身は今回のフェスを終え,若干燃え尽き症候群に陥っていたような気もいたします.しかしながら,今回の総決算の会議資料をまとめているうちに,継続させることの意義を改めて思い起こしておりました.歳をとり,凝り固まりつつある頭を今一度ほぐし,誰もが参加したくなるようなイベントを考えてみたいと思っています.

2018年7月19日木曜日

海洋資源に感謝

映画好きの友人がドキュメンタリー映画無料上映会の招待券をゲットしたとのことで誘ってくれました.レオナルド・ディカプリオ主演の環境ドキュメンタリー映画「地球が壊れる前に」です.

アカデミー賞俳優のL.ディカプリオは国連平和大使でもあり,2年間にわたり世界各地の自然環境の変化を視察した記録をドキュメンタリー映画として編集しました.映像には貴重な地球自然が無残に破壊されていく様子や,その背景,こうした現況をオバマ前大統領やローマ教皇へ進言する姿などが盛り込まれています.

上映後は今回の映像データの提供者である西原智昭さん(NPO法人アフリカ日本協議会理事)のミニトークがありました.アフリカでの活動が主たる西原さんは日本滞在が年の1/3程度しかないため,外から見た日本に対する感想を述べられ,日本は世界有数の資源輸入大国でありながら,消費する日本人があまりにも資源そのものへの認知が足りなさすぎると訴えます.石油や天然ガスなどのエネルギー資源,農産物や海洋資源などの出処,輸送,加工など一連の経緯について鈍感すぎるとも言います.

甚大な被害をもたらした西日本豪雨などはその一例ですが,現在地球をとりまく温暖化現象は世界各地に大洪水の発生を予兆させており,CO₂排出制限や森林破壊の制限などその対策は喫緊の課題として世界の科学者が声高に訴えています.

私たち地球資源の消費者一人ひとりはこうした現状を少しでも認知し,世論として大きな声となれば世界的大企業,政治家をも動かす原動力になれるはず.そんな思いがディカプリオ,西原さんから伝わってまいりました.

さて,映画鑑賞後は駅近くの店で腹ごしらえ.豊かな海洋資源を有難く味わうことにしました.






2018年7月18日水曜日

純米大吟醸の甘酒

昨日は生きがい特派員の定例会議の開催日でした.強烈な陽射しこそなかったものの,うだるような蒸し暑さには閉口しました.電車に乗ってしまえば空調の冷気に生き返るのですが,降りて会場までの徒歩10分ほどが蒸し風呂状態で,会場玄関をくぐるや否や,自販機の冷茶を買い求め,火照る体を鎮めました.

会議終了後の帰り途中,セノバにあるワインショップ「ヴィノスやまざき」の店先に並べてある商品にふと目が留まりました.テレビでも紹介されていた健康食品としても注目されている甘酒です.

「ヴィノスやまざき」と静岡県内の酒造会社とのタイアップで立ち上げた静岡県産の甘酒ブランド「蔵のあまざけ」です.各酒造会社で醸造される純米大吟醸の酒かすを使い,付加価値の高さを売りにした商品です.当初は土井酒造の「開運」,三和酒造の「臥龍梅」,神沢川酒造の「正雪」の3つの蔵元の酒かすから始めたようですが,その後県内の他の酒造会社が加わったようです.

甘酒の製造過程で通常は砂糖やハチミツを加えるところを希少糖を含んだシロップとサトウキビ糖を使いカロリーを抑えたとのこと.甘酒は「飲む点滴」ともいわれ,健康志向の高まりを受けて注目されていることを考慮しています.

今回私が買ったのは「磯自慢」の甘酒です.夏場にのむ甘酒は「冷やし甘酒」としての認知度も上昇.暑さの残る夏の夕暮れには冷やした甘酒を味わってみたいと思います.









2018年7月16日月曜日

酷暑の熱演

東京は連日35℃以上の猛暑日となっていますが,東京駅前は広大な敷地が整備され,丸の内高層ビル群の隙間を風が流れるよう工夫されており,結果としてヒートアイランド現象を和らげることとなっているようです.丸の内仲通り界隈は連休でもあり人通りも少なく,街路樹の緑とそよぐ風で落ち着いた雰囲気を醸し出しています.友人と新丸ビルでランチを済ませた後,トリトンスクエアへと向かいます.

ビアンカ第27回定演会場は例年通り,第一生命ホールです.早めに並べたので2階席の前列に席をとりました.

第1部は邦人によるマンドリンオリジナル作品が3曲です.1曲目の「バーレスク」は友人が学生時代トップの時に演奏した曲で,たいそう懐かしがっていました.作曲者の大栗裕氏は今年が生誕100年にあたるようで,明日のコンコルディア演奏会でも他の作品が取り上げられています.2曲目「即興詩」(菅原明朗)はソロマンドリンとアンサンブルによる小協奏曲でしたが,瑞々しい曲想が新鮮でした.3曲目「マンドリンアンサンブルの為のカバティーナとロンドカプリチオーソ」(二橋潤一)は二部形式の曲で,後半部分は技巧的に難しそうでしたが疾走感がよく出ていました.

第2部はイタリア人によるオリジナル作品が2曲です.1曲目の「マンドリンオーケストラのための組曲」(カッペㇽレッティ)は4楽章からなる20分を越える大曲ですが,じっくり聴くことができました.友人はこの曲弾きたいと申しておりましたが私も同感です.ただし私どもの楽団で同様の表現ができるかどうかは定かではありませんが.ラストは「夢の魅惑」(ボッタッキアーリ).本曲は3年前の第3回合奏セミナーにて課題曲として演奏したことがあります.その時の指揮指導者の橘さんは入魂の日本一遅い「魅惑」を演奏しようとの意気込みで指揮をされたのですが,今回のビアンカはそれを上まわる遅い演奏を繰り広げたように思います.ただし決してだれることは無く,フレーズごとに瞑想の世界が広がっていくような,まさに夢見心地の演奏でした.久々の感動を味わうことができました.アンコールは「シンフォニエッタニ短調」(ゼッピ)で堂々のビアンカサウンドで締めくくられました.

今回の演奏はビアンカらしい広大なダイナミックレンジ,流れるようなフレーズ感,精緻な躍動感をたっぷり味わうことができました.奏者は勿論ですが,指揮者の方々が素晴らしいですね.きけば体調をこわされて指揮台に上がられた方もいたようで,まさに酷暑の熱演ではなかったかと思います.お疲れ様でした!

帰りがけに友人が申しておりました「指揮者の背中で音楽を堪能できる」と!



2018年7月9日月曜日

梅雨明け

今朝は今年初の蝉の鳴き声が裏山から聞こえてきました.静岡も梅雨明けになったようで,例年より十日以上早いとのことです.

ここ数日続いていた記録的豪雨は西日本の広域にわたり甚大な被害をもたらしました.被災された地域の方々にはお見舞い申し上げます.

さて,昨日のナポリ・マンドリンの公演後,静岡駅近くの飲み屋で久しぶりに「獺祭50」を飲みました.フルーティーで飲みやすいので日本酒の苦手な友人も美味しいと味わっておりました.その獺祭の蔵元「旭酒造㈱」(山口県岩国市)も今回の豪雨被害にあったそうで,今後の出荷が多少とも制限されるようです.ますます獺祭は手が届きにくい銘柄になりそうですね.

ナポリ流?

昨日はイタリア・ナポリから来日した11名のマンドリン・アンサンブルによる演奏会がグランシップにて開催されました.同楽団の演奏と思われるイタリア民謡集のCDを友人からもらったことがあり,時々聴いていましたので,かなり期待していたのですが・・・お世辞にも上手い演奏とは言えませんでした.特にコンマスの演奏は1曲目冒頭から不安定で,この演奏会大丈夫なのかと思うほどでした.はじめは過度の緊張からくるものかと思いましたが,どうやらこんなスタイルのようです.コンマス以外のメンバーはそれなりにアンサンブルを楽しんでいるようで,他パートとの間合いを笑顔で伺いながら演奏していました.

はるばるイタリアから来日しての公演だけに客は曲が終わるたびに温かな拍手を送りましたが,プログラムが進むにつれてこんなスタイルにも多少慣れが生じてきたようです.リズミカルな曲やタランテラの曲などは当楽団の十八番なのでしょう.それなりに乗ってきました.

普段は日本人奏者による真面目なマンドリン演奏しか聴いたことがない聴衆にとってはかなり異質のコンサートでしたが,これがナポリ流なのかどうかはわかりません.



2018年7月3日火曜日

2-3惜敗!

日本代表チームのWCが終わりました.最強ともいわれるベルギー相手に後半2-0とリードしたのですから,これはもうチームジャパンとしてベストを出し切った試合を見せつけてくれたのではないでしょうか.試合後のインタビューでは各選手とも口惜しさを滲ませておりましたが,申し訳なさを口に出すことはありませんでした.長友選手の言葉の通り,胸を張って帰国してほしい.監督とチームが一つになり,存分に戦う姿を見せてくれましたし,次の高みへの期待も次世代に繋げたのではないでしょうか.個々の技量は諸外国に劣りながらも西野ジャパンはチームとしての結束力を世界中に印象付けました.これが日本の力です!

さて,先週の週間予報がはずれ晴天が続いていますが,それも今日まで.いよいよ明日からは雨天が続くようです.梅雨というよりは台風接近による影響のようです.梅雨明けが待ち遠しいですね.

2018年7月2日月曜日

再び雨模様

先週は真夏を思わせるような日がありましたが,今週は再び雨天続きとなりそうです.東海地方は梅雨明け宣言が出ておりませんでしたし.

企業では第2四半期のスタート月ですね.そんな気忙しさとは無縁の生活となって4年半となります.飲み仲間からは毎日何してるの?と半分馬鹿にされているのですが,それなりにやることはあるのですよ.いずれにせよ,梅雨明けともなれば,5月と並んで好きな夏日の季節となります.ベランダで遠くの海岸線を眺めながら飲むビール,アストラッド・ジルベルトのボサノバでも流せばいうことなしです.

さて,巷ではロシアWC日本チームの決勝トーナメント進出の話題で持ちきりです.熱心なサポーターやスポーツ評論家,海外メディアの一部からは強烈な批判を浴びましたが,西野監督の采配は「あり」だったと思います.サッカー競技に詳しい訳でもありませんが,私の拙い現役営業経験上でも,目標を達成するためには不本意ながらの選択をせざるを得ない場面が何度かありました.自分が率いるチームや敵対チームの戦力,状況の流れ等を瞬時に判断し,ルールに則った策で目標達成への手段を一人として乱れることなく実行させていく手腕は称賛に値します.西野監督の豊富な経験と目標達成への強い意志があったからこその戦術であったと思います.一次リーグ直前での監督交代.ごく限られた時間でのチームづくりでしたが重要視したのは「選手との信頼関係」であったといわれています.厚い信頼で結ばれたチームジャパンに誰が文句を言えましょうか.あとは決勝トーナメントでの試合を存分に戦ってくれれば言うことなしです.ベルギーは最強との評判ですが,西野監督がどんな戦い方をしてくれるのか興味津々です.もし勝ってしまったりしたらそれこそ大変です!

2018年7月1日日曜日

三人会 初夏編

まだ6月というのに関東では過去最速の梅雨明けだそうです.6月の最終日はここ静岡でも真夏並みの暑さでした.そんな中,初詣以来となる久々の三人会開催です.

幹事M君の設定は新感覚の居酒屋.建物の斬新さもそうですが,テーブルに置かれた何かしらの箱に興味津々.何でもやりたがり屋さんのMさんは早速あれやこれやと見ているうちに,これが燗をつける箱とわかり早速,酒を注文.温度はぬる燗,良燗,あつ燗の3設定ボタンから良燗を選び押します.ランプ点滅と音が鳴ったら設定通りの燗となります.酒好きでなくても物珍しさについつい手が出てしまうといった店側の客寄せアイテムなのでしょうね.勿論写真に撮りましたよ.

当店は料理もまずまず良かったです.私は居酒屋でのサラダ類はほとんど食べないのですが,ここのは漬けマグロとアボカドが入ったサラダで美味しくいただきました.3種類ほどの日本酒はいまいちだったかな.やはり静岡では磯自慢が飲みたくなります.

次回予定は美味しい食材が出回る秋頃.今から楽しみです.