2016年7月26日火曜日

ビアンカ四半世紀の宴

第一生命ホールにてアンサンブル・ビアンカ・フィオーリ第25回定期演奏会が開催されました.アンサンブル(一般的には小編成楽団を示す)とはいえ団員73名に賛助5名を加えた総勢78名による演奏はいわばマンドリン・オーケストラともいうべき大編成となりました.25回という記念の開催でレギュラーメンバーを上回る人数となったのでしょう. 第23回定演以降,掛け持ちは無理だろうと思い愛好会1本にしぼっていた私ですが,今回は節目の演奏会でもあり,参加すればよかったと今更ながら後悔しているところです. 印象に残った曲は清末さんの指揮による「オペレッタ“ぶどう畑の恋”より」(ミケーリ)とアンコール曲の「歌劇“南の港にて”より“第一幕への前奏曲”」(スピネリ).今年はこの2曲の編曲者である松本譲氏の没後20年にあたり,アンコール曲を振った田口さんはその愛弟子とのこと.入魂の指揮はまさしく感動ものでした.  終演後は数名の愛好会員とともに打上げ会にも参加させていただきました.ビアンカの四半世紀を振り返る様々な企画盛り沢山でとても楽しめましたし,節目の演奏会における打上げ会企画としておおいに参考となりました.  プログラムの冒頭メッセージには「ビアンカらしさの追求は“情熱”,“技術”,“楽器”の3つがそろってなしえる・・・」とあります.そしてプログラム後半には特集“ビアンカサウンドを奏でる楽器たち”としてメンバー使用楽器一覧が掲載されていました.たとえばマンドリンだけ取り上げても42台中,ヴィナッチャ16台(38%)(内ブレベッタート5台),カラーチェ15台(36%),エンベルガー5台(12%)とイタリアの3大銘器で86%を占めます.マンドリン愛好家にとりましてはまさしく垂涎ものの楽器たち.圧巻です!
第一生命ホールホワイエから
ヴィナッチャ・ブレベッタート(ベルディヘッドと呼ばれる)のマンドラ

2 件のコメント:

  1. ご来聴ありがとうございました!
    またご一緒できるのを楽しみにしております!

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    1. コメントTHANKS!です.演奏を聴くたびに参加すればよかったといつも後悔してます(笑).

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