2016年7月20日水曜日

悪魔という名のビール

今月の初め頃テレビ番組で紹介されていたベルギーのビール“Duvel”(デュベル)がたまに利用するスーパーで売られていたのでグラスとともに買ってきました.  Duvelとはベルギー北部の方言で「悪魔」を意味するようです.テレビでは妙齢の美女が男性をたぶらかす時にバーのマスターが出したのがこの魔性のビールでした.アルコール分8.5%もありながら,クリーミーな泡立ちと口当たりの良さがまさに悪魔のごとく人を酔わせるということでしょうか.  早速グラスに注ぎ,そのクリーミーな泡とともに味わってみました.どっしりした苦味と深い味わいからはたしかにアルコール度数の高さは感じられますが,その飲みやすさはクリーミーな泡があるからこそでしょう.実はこのグラスの形状が泡立ちの良さに貢献しているようです.テレビで紹介されていた本物のグラスは内側の底に“D”のイニシャルが彫られており,これが細かな泡を作り出している源とありましたが,買ってきたグラスにはイニシャルがありませんでしたので,本来の泡の放出とは違うのかもしれませんが,このグラマラスな形状も泡を作り出すのに適しているような気がいたします. 本日買ったDuvelは330mlと小瓶でしたので一気についで飲んでしまったのですが,本来はそれなりの飲み方があるようです.飲んでしまった後に読んだ,瓶の裏に表記されている説明文を記します.・・・「世界一魔性を秘めたビール」と称されるゴールデン・エールの最高峰.1918年以来,独自の酵母を用いたオリジナルのレシピが現在も守られ,2ヶ月にわたる長い熟成と瓶内2次発酵がその繊細な香りと微妙な苦みを生み出します.6~10度位に冷やしてお飲みください.①グラスを傾けて②瓶をグラスから離しながらビールを注ぎ③豊かな厚い泡をつくり,ボトルに約1cm程のビールを残してください.(ビール酵母を注ぎ入れないためです) (底にたまっているのはビール酵母で品質には変わりありません.お好みに応じてお入れ下さい.酵母を多く入れるとより苦味の強い後味になります) 正規輸入代理店:小西酒造㈱ 兵庫県伊丹市  ※“山は富士,酒は白雪”でおなじみ.清酒メーカーとしては有数の歴史を誇り,いち早くベルギービールを日本に輸入しはじめたことでも有名のようです.
クリーミーな泡立ち
瓶裏に説明書き

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