師走初日のきょうは「映画の日」なのだそうで,チケットが一律1,000円とお得な日でした.そこで先月中旬のタミヤフェアでも大々的に宣伝されていた戦争映画「FURY」を見てまいりました.主演はブラッドピットで,本年度アカデミー賞最有力候補とか,ブラピ最高傑作とか謳っている作品です.第二次大戦終結間近のヨーロッパ戦線ドイツ領内での戦車バトルを描いたもので,「FURY」とは米軍シャーマン戦車のある1台の愛称で「激しい怒り」の意味です.FURYの乗務員5名の戦場における生と死の狭間で揺れる人間模様と,米軍シャーマン戦車対独軍との壮絶な戦闘を圧倒的な臨場感とリアリティで映像化しています.ふと目を背けてしまいそうな凄惨な映像も所々ありますが,戦争の残酷さ,悲惨さを正しく伝えるための一手段と考えます.実際に使われたシャーマン戦車やタイガー戦車も現存する希少な本物の車輌を用いているとのことです.いずれも戦場をリアルに再現するための監督のこだわりのようです.過去の戦争映画の名作といえば「プラトーン」,「プライベートライアン」,「戦場のピアニスト」等がありますが,本作品もそれらに並び語られることとなるかもしれません.奇しくも来年2015年は第二次大戦終結70周年の記念の年にあたります.こうした悲惨な戦争は二度と起こしてはならないというブラピからのメッセージなのでしょうね.
米軍シャーマン戦車FURY号
5名のFURY乗務員
当時最強を誇る独軍タイガー戦車
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