日本で新型コロナ感染が確認されて丸3年となりました.累計感染者数3100万人,死者数6.3万人を記録しました.昨秋から感染者把握が変更となり,第8波の実際の感染者数は報告数以上といわれます.静岡県でもこのところの1日当たり感染者数は過去最高が続き,人口10万人当たりの感染者数も全国10位以内に入ってしまいました.医療逼迫も崩壊寸前の状況です.
変異が繰り返されるオミクロン株は感染性は高くても,重症化率は高くないことから,ウィズコロナと称し,規制緩和やインバウンドの後押しなどに方向が傾きつつあります.過去にない感染爆発状況にありながら,政府の感染対策はほとんど打たれておりません.いわば放置状態です.第8波では死者数が急増していますが,ほとんどが高齢者で占められ,その原因は圧倒的な感染者数の増加にあります.誤解を恐れず申せば,医療費や介護費など費用のかかる高齢者は国家予算上,数を減らしたいのではないかと勘繰りたくなります.
自民党内でコロナ政策の司令塔と位置付けられる新型コロナウイルス感染症対策本部.その本部長に就任したのが前経済再生大臣(事実上更迭された)Y際氏で,ほとんど雲隠れ状態です.形だけでも医療崩壊を避けようと,新型コロナを感染症分類の2類相当から5類への移行案も検討されており,インフル並みの扱いになるかもしれません.新型コロナ治療薬開発が遅れている中での分類変更はいたずらに死者数を増加させるばかりだと思われます.
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