2020年3月31日火曜日

年度末


厳しい年度末を迎えました.新型コロナウイルス感染拡大はあらゆる企業,個人の経済活動を停滞させました.私など買い物くらいしか外出の用がない者にとってはせめて感染しない,感染させないため,不要不急の外出を避けることくらいしかできません.

静岡市では県内唯一の感染症指定病院に勤務する看護師およびその家族の感染が発表され市民に衝撃を与えました.院長会見では院内職員は発熱があった場合に24時間以内の勤務は控えるとの規定があったにもかかわらず発熱の翌日も勤務した職員がいたことを悔やんでいましたが,単純に当看護師を責めることはできません.新型コロナウイルス感染患者を受け入れている当病院の職員は連日緊張状態にあったでしょうし,そのストレスは計り知れません.むしろこうした緊急時の院内規定やマニュアルの徹底不足が問われます.院長はじめ施設の長たる者はそうした緊急時にこそリスクマネジメント能力が問われます.

昨年も多発した児童虐待への児童相談所の長たる方々の他人事のような対応に腹立たしい思いをした事例が多々ありました.

国家の長も含め,人の上にたつ者は誰に対して何をすべきかが重く問われる年度末となりました.

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