2019年11月20日水曜日

11.19は国際男性デー


昨日の夕刊記事によれば,男性の健康などに目を向け,ジェンダーの平等を促す目的で,1999年トリニダード・トバゴで始まったといわれます.現在では米・英・中国など数十ケ国で祝われているようです.

ある団体の調査によると,男性309人からのネット回答では「『男性だから』という固定観念やプレッシャーにより生きづらさや不便さを感じるか」との問いに対し51%が「感じる」と回答.特に若い世代でその傾向が強いようです.

私自身も40~50代の頃は「男性は定年までフルタイムで働くべき」との考えでしたし,定年退職後の今の生活がおくれるのはその時の頑張りの賜と思っています.「生涯仕事に就き収入を得て,家族を支えていかなければならない」とまではいかなくとも,定年までは頑張らねばとのプレッシャーを励みに変換して続けたものです.カミさんには娘の教育や,家計のやりくりを任せきりでしたが,専業主婦であるがゆえの知恵や工夫を多分に発揮してくれたように思います.

TVのバラエティ番組などで脳科学者の発言があるなかで,「人間も一生物であり,雌雄の違いが体の構造・脳の機能の差として現存している」と述べられており,ほとんどの視聴者はなるほどと考えさせられます.つまり,人間とて男性,女性それぞれに生体としての特性があり,そうしたものを無視して一様に同等化することには無理があると思います.女性にはヒトとしての母性があり,それを活かしてこそ真の幸福につながるのではないかと考えます.勿論,女性にもしたい仕事や政治,世界をリードするような業務に能力を発揮すべき場があることが大前提ではあります.

ちなみに国際女性デーは1975年,国連にて3月8日に制定されました.四半世紀ほど早いですね.イタリアでは「ミモザの日」として女性にミモザの花を贈り,国中が黄色に染まるようです.イタリアらしいですね.

さて,その夕刊の本記事のすぐ横には「トヨタ社員パワハラ自殺」が載っていました.私自身も上司として部下を厳しく叱責した経験が幾度かありますのでなんとも切ないですね.そんな時代でした.

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