快晴の皇居で大嘗宮を見てまいりました.24億円ほどかけて築いた宮殿はこの一般公開が終われば取り壊されるといった代物です.確かに経費節減のためか,以前ほどの威厳は感じられないのですが,それでも建てては壊すといった習わしが,秋篠宮が語られた費用負担の提言のごとく,再検討されるべきは至極当然のことでありましょう.日本古来の風習が伝統文化として残されるのは大切なことではありますが,その中身については検討の余地おおいにありと言わざるを得ません.数日後に取り壊される宮殿を見てかように感じるのは私だけではないと思います.
皇居前
宮内庁
富士見櫓
大嘗宮が見えてきた
いよいよ近づいた
正面前
横から
山茶花
昨日の夕刊記事によれば,男性の健康などに目を向け,ジェンダーの平等を促す目的で,1999年トリニダード・トバゴで始まったといわれます.現在では米・英・中国など数十ケ国で祝われているようです.
ある団体の調査によると,男性309人からのネット回答では「『男性だから』という固定観念やプレッシャーにより生きづらさや不便さを感じるか」との問いに対し51%が「感じる」と回答.特に若い世代でその傾向が強いようです.
私自身も40~50代の頃は「男性は定年までフルタイムで働くべき」との考えでしたし,定年退職後の今の生活がおくれるのはその時の頑張りの賜と思っています.「生涯仕事に就き収入を得て,家族を支えていかなければならない」とまではいかなくとも,定年までは頑張らねばとのプレッシャーを励みに変換して続けたものです.カミさんには娘の教育や,家計のやりくりを任せきりでしたが,専業主婦であるがゆえの知恵や工夫を多分に発揮してくれたように思います.
TVのバラエティ番組などで脳科学者の発言があるなかで,「人間も一生物であり,雌雄の違いが体の構造・脳の機能の差として現存している」と述べられており,ほとんどの視聴者はなるほどと考えさせられます.つまり,人間とて男性,女性それぞれに生体としての特性があり,そうしたものを無視して一様に同等化することには無理があると思います.女性にはヒトとしての母性があり,それを活かしてこそ真の幸福につながるのではないかと考えます.勿論,女性にもしたい仕事や政治,世界をリードするような業務に能力を発揮すべき場があることが大前提ではあります.
ちなみに国際女性デーは1975年,国連にて3月8日に制定されました.四半世紀ほど早いですね.イタリアでは「ミモザの日」として女性にミモザの花を贈り,国中が黄色に染まるようです.イタリアらしいですね.
さて,その夕刊の本記事のすぐ横には「トヨタ社員パワハラ自殺」が載っていました.私自身も上司として部下を厳しく叱責した経験が幾度かありますのでなんとも切ないですね.そんな時代でした.
2019年11月2日 時之栖
まずまずの天候でしたので富士山近くまでドライブです.裾野市にある水ケ塚公園では宝永山火口が間近に見れます.ここの売店で富士山火山灰で作られた徳利と猪口を買いました.
お隣の御殿場市に入り,一度行ってみたかった時之栖に寄りました.一番の見どころはイルミネーションのトンネル.200mほどの通路は無数のLED電球で彩られています.こんど来るときは車でなく,ビアホールで数ある種類の御殿場高原ビールを味わうことにします.
道端に鹿が
時之栖 初夢の橋
園内
アクアリウムの金魚
イルミネーション
このところ書き残しの出来事がありましたので数日遡ってみます.
2019年10月27日 熊野神社例大祭
町内自治会役員になり初めての大仕事となりました.町の近くにある清水(きよみず)さんは花火大会や定期清掃当番などで馴染みの神社ですが,より山の上にある熊野神社は本来,隣町が祀る神社として例大祭が行われてきたのですが,ある時期から近所の6つの町で持ち回りで行うこととなったようです.で,今年が私どもの町内の順番に当たり,町内会長はじめ役員があれこれ役割を担うこととなりました.もっとも,一番大変なのは会長であり,役所への届けやら,他町の役員との調整,備品の取り揃えなど奔走に明け暮れておりました.例大祭当日をはさみ前後3日間は準備から後片付けと時間をとられました.苦労したのは当神社が山の上の方にあるため荷物の移動などで急な石段を何度も昇り降りしなければならなかったことです.前日の準備作業で何往復かしたため,その日の夜は足がつってしまいました.本番当日は好天に恵まれ,子供連れの家族など多くの人出で賑わいました.準備した甲斐があったというものです.
自治会を中心に行われるこうした行事はその準備や調整にかなりの時間と労力をとられますが,その目的とするところは町のコミュニティの場を作ることにあると云われます.確かに普段顔を合わせない方々との会話の場が生まれるメリットは町の防災面でも有益なことでしょう.しかしながら神社の例大祭のような行事は経費もかかることですし,若手の助けがなければ成り立ちません.今後の継続が問われるところです.
本番翌日の片付け作業も午前中で終了しました.思い出すのは福銭や福菓子をまいた時の子供たちの無邪気な笑顔です.子供の頃の記憶は残るものですからこうした神事も引き継がれていくものなのかなと思った次第です.
神社への石段
熊野神社
神事
神輿
アトラクション
福まき
秋晴れに誘われ県立美術館へ向かいました.紅葉にはまだ早いのですが,その気配は十分感じられます.美術館入口からのプロムナードは一人散策にぴったりです.
秋の気配を感じた後は自宅での宅飲みです.始めは大嘗祭関連ニュース見ながら枝豆にビールでしたが,お次は焼き鳥に燗酒,TVは消してマイルス・デイビスを聴きながら味わいます.この取り合わせは意外にGoodです.マイルスを聴けば自然とウィスキーが欲しくなります.ジャックダニエルで本日の締めです.きょう市から健康年齢なる通知が届き,3年ほど前の健診結果が実年齢より3歳ほど若い結果となりついつい気をよくして酒が進んでしまいました.3年ぶりに健診でもしてみますか.
美術館入口
プロムナード
マイルスを聴きながら