第100回全国高校野球選手権記念大会が終わりました.とりたてて熱心なファンではありませんが,記念大会に相応しい熱戦が繰り広げられ感動しました.主催の朝日新聞社や日本高野連にすれば,これまでになく盛り上げるための周到な企画,準備をしていたはずですが,高校球児たちはそれ以上のドラマを作り上げてしまいました.とりわけ注目を浴びた金足農業高校の活躍は,必ずしも万全な環境に恵まれずとも高みを目指すことのできる雑草軍団の力を全国の公立高校に示してくれました.勝って当たり前と言われ続けたスター軍団の大阪桐蔭のプレッシャーも半端なく重圧であったと思われますが,見事に2度目の春夏連覇という偉業を成し遂げました.
高校球児たちが描き出す筋書きの無いドラマが何故これほど全国の視聴者に感動を与えるのか.このところの目に余る政治家や官僚による嘘偽り,相撲やアメフトなどのスポーツ界にまで蔓延する各種の不祥事に国民は辟易しています.国民が渇望していたのはまさに「嘘の無い世界」なのでした.
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