スーパー・ユース・マンドリンオーケストラのセミナー聴講2日目です.きょうは受講生全員による合同オーケストラセミナーを見学しました.セミナーに先立ち,指揮者の橘さんからスコアリーディングセミナーが行われました.以前,愛好会主催の合奏セミナーにて橘さんには合奏指導を賜り,音楽理論を含め数多くの示唆をいただいた経験がありますが,今回は若手中心でもあり,音楽の基本中の基本である和声について多くの時間を割いて講義が行われました.愛好会員でも和声の基本を理解しているメンバーはほとんどいないのではないかと思うのですが,本日受講の若手奏者の何人かは理解しているようでした.もともと本オーケストラ設立の目的の一つとして,将来マンドリン界を背負って立つプロ奏者を育てる,プロのマンドリン合奏団を創設するといった壮大なビジョンがあるようですので,こうした音楽の基本知識は必然的に求められるものなのでしょう.私ども愛好会のような社会人団体ではベテランメンバーが幅を利かせているのですが,和声についての知識はほぼ経験則からくる感覚的なものでしかないように思えます.それはそれで事は進むのですが,将来指導者的立場を目指す若手奏者にとっては体系的な理論付けが欠かせないのでしょうね.
和声の世界は難解であり,素人には取っつきにくい領域ではありますが,かじり出せば以外と面白そうでもあります.こうして橘さんの講義を聴いているだけでも,なるほどと興味深いのですが,そのうちに訳が分からなくなってくる.和声学の理解はプロと素人を隔てる大きな壁だと感じます.
さて,本日の合同オーケストラセミナー.3時間ほど練習した楽曲が見違えるほど音楽的になってきたように感じます.講師の指示を直ちに演奏に反映できる若手奏者達の姿が羨ましく映ります.
会場から富士山を望む
JR清水駅方面
和声の講義
合奏セミナー
指揮の橘さん
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