2017年12月6日水曜日

ビーナスの記憶

ミロのビーナスではありません.私が高校生だった頃ヒットしたオランダのバンド,ショッキングブルーの「ビーナス」です.当時私は洋楽にしか興味が無く,ミュージックライフ誌の情報で音楽を聴いていました.女性ボーカリストといえばグレース・スリックやジャニス・ジョプリンあたりです.ショッキングブルーの女性ボーカリストのマリスカ・ヴェレスはお人形さんのごとく可愛く,発声のしっかりした魅力的な女性でした.印象的なイントロのギターリフとともに一度で虜になり,シングルレコードを買い聴きまくっていました.  その頃の私は中学から高校に至るまで女の子にはとんと奥手で,ほとんど会話した覚えがありません.思い出せるのは中学時代の1通のラブレターと,高校時代のマンドリンコンサートへの誘い一件だけです.相手は異なっていましたが,今思い出しても思わず恥ずかしくなるほどの一大決心でした.手紙はともかく,コンサートへの誘いは自宅への電話しかありませんでしたので,今のメールやラインが恨めしいですね.今思い出しても,よく電話できたものだと我ながら感心してしまいます.丁度その時聴いていたのが「ビーナス」で,なんとなく背中を押してくれたような気がしました.  そんなことを思い出しながら,今度は当時人気のモンキーズのヒット曲を聴いているのですが,ヒットすべく作られた曲が多いのに今更ながら驚きます.英語の歌詞もすこぶるシンプルなので当時,暗記したり,訳したりと英語勉強の役にもたっていたものです.

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