2017年8月9日水曜日
酷暑の中の清涼剤 まちかどコンサート
静岡市のきょうの最高気温予測は37℃!この夏一番の暑さです.この暑さにもめげずに静岡駅前まで出かけました.静岡市が企画している「まちは劇場プロジェクト」のひとつ,「まちかどコンサート」を聴くためです.場所は静岡駅北口地下広場ですので,地上の暑さからは逃れることができます.演奏するのは静岡交響楽団のメンバーで,本日はヴァイオリンとチェロの二重奏.静響はプロの管弦楽団ですので個々の奏者の腕前は問題ありません.
開始時間直前まで,すぐ隣で核兵器禁止団体が声を張り上げながら署名活動を行っていましたので,本当にコンサート始まるのかと心配でしたが,開始時間には収まりましたのでほっとしました.そういえば本日は長崎原爆投下から72年目のその日です.世界唯一の被爆国である我国の首相は相変わらずの言葉の羅列で,核兵器禁止条約への参加を見送る等,言動不一致が続きます.
さて,演奏開始です.曲目はバッハのメヌエットから始まり,モーツァルトのトルコ行進曲,ホルストのジュピター,いくつかのピアノ曲も含め7,8曲ほど演奏しました.ラストは本来はマンドリンのための名曲,モンティのチャルダッシュです.改めて聴いてみると擦弦楽器の表現力の豊かさに再認識させられます.ヴァイオリンの女性は淡々と弾いているようなのですが,この楽器の上品さを漂わすような演奏でした.チェロも伴奏,ときには主旋律を表情豊かに弾かれていました. こうしたクラシック音楽が地下ホールに響く場面をふと思い出しました.東京にいた頃,聴きに行ったラフォルジュルネでの東京駅地下街でのアンサンブル演奏です.その時は木管五重奏だったのですが,音楽が自然と街のどこからか聞こえてくる,そんな豊かな文化・芸術にあふれる街にいることの歓びを感じたものでした.
静岡でもこんな催しが仰々しくなく,ごく自然に開催されているのだなと嬉しくなりました. 悲惨な戦争を思い起こすと同時に,音楽の素晴らしさを改めて感じることができた真
夏の一日です.
今朝の富士山
静岡駅北口
竹千代像も暑そう
地下広場への入口
チューニング
弦楽二重奏
地下広場
立ち寄る客もちらほら
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