2017年8月28日月曜日

ELLE

静岡では10月14日から公開となる「ELLE」が東京ではすでに観れるというので,「夢と希望コンサート」翌日にTOHOシネマズシャンテに行ってきました.チケットは当日分完売となっていましたが,事前にネット予約していましたので難なく入れました.「間奏曲はパリで」,「未来よこんにちは」に続いて会えるイザベル・ユペールがどのような役をこなし,どんな表情を見せてくれるのか大いに楽しみです.  事前情報である程度の役どころは知っていたのですが,さすがにレイプシーンは強烈でした.脚本を知った多くの女優が本作品のミッシェル役を断ったといわれるほどのシーンが数々登場しますが,イザベルはためらいもなく女の性をさらけ出していきます.ハリウッドでしたらグラマラスな女優の出番となるところですが,そこがフランス映画ならではのエスプリなのでしょうか.日本人からすれば,むしろイザベルの華奢な身体がエロティックに映ります.彼女の知的な雰囲気とも相まって.  かなりショッキングな作品ではありましたが,イザベルだからこそ表現できた作品ともいえます.フランスを代表する国際的女優イザベル・ユペール.次の作品が楽しみです.

星々が帰港するコンサート

絃楽器のイグチ創立20周年記念~夢と希望コンサート~が白寿ホールにて開催されました.この日の出演者はイグチのマンドリン教室の講師らやスタッフ,ゲスト等,一堂に会するにはあまりにも豪華な顔ぶれが勢ぞろいしました.  イグチが開業した20年前といえば,私は浜松市から静岡市へ転勤となり,管理者として張り切っていた頃で,同時に静岡マンドリン愛好会では2度目の定期演奏会に臨んでいた頃です.多分その頃に井口さんと顔を合わせていたと思います.私が趣味として楽しんでいたマンドリンを,楽器商として生業にと決断された井口さんの勇気に拍手です.これまで幾多の苦難があったことかと思いますが,彼の人柄と人目に触れない努力が今日の20周年につながるのだと確信します.この日のコンサートに集う出演者の多くがマンドリン教室講師としてイグチとともに活躍されてきた方々であり,感慨もひとしおのことと思います.  プログラムに関しては何も言うことはありません.ただただ各プロ奏者が自慢の楽器を最高の音色で聴衆に届けてくれたことに感動するのみです.ブラボー!  最後の第Ⅲ部について少しだけ.マリオネットによるステージではトークも交え,さすがプロの演奏でした.プログラム最後の曲はこの日のために壷井一歩さんが作曲された委嘱初演作品「星々の帰港」で,壷井さん自身が指揮されました.演奏はイグチのスタッフ数名により始まりましたが,途中から客席両側に講師たちが出てきて,それぞれの和音を響かせながら会場内を星のきらめきで包み込みます.サプライズ演出で実に感動的なラストステージでした.プログラムの最後に記されている壷井一歩さんの曲目解説が心に沁みました.開港20年の夏に,トレモロという会話を通じて行き交った星たちが一夜限りの宴に集う.彼らは緩やかな連帯を確認するように美しく瞬く・・・やはり創作表現者というのは独創的な着想力と豊かな語彙力が備わっているものですね.  アンコールは吉田剛士さん指揮による「マンドリン酒場の夜」を講師たちも含め全員による演奏で締めくくられました.真夏の夜の夢のようなコンサートをありがとうございます!  終演後のレセプションにも参加してきました.講師の方々の一言一言はマンドリン音楽への思いにあふれ,多くのマンドリンファンに夢と希望を与えてくれたような気がいたします.
夢と希望コンサート
白寿ホールステージ
井口さんオープニング挨拶
井口さん等身大パネル
レセプション会場にて①
レセプション会場にて②
石村さん
壷井さん
マリオネットのお二人
女性講師と宮田蝶子さんと

2017年8月23日水曜日

白糸の滝

暦の上では処暑となりますが,この夏一番の暑さ予想!涼を求めて白糸の滝へ行くことにしました.  数年ぶりに訪れましたが,滝壺の手前にはモダンな橋が架けられていました.確かに白糸の滝の全景を眺めるのにいい場所なのですが,デザイン的には賛否両論あるようです.富士山信仰にもつながる神聖な場所でもありますからね.  滝壺付近はミスト効果もあり,存分に涼感を得ることができました.  帰りには近くの田貫湖に寄ってみました.幼少の頃,父親が連れてきてくれた人造湖ですが,当時の景色がかすかに思い浮かびました.  涼を求め,何気なく訪れたかの地は何十年も前に見た景色をおぼろげに写し出してくれました.
白糸の滝入口では初めてのラウンドアバウト(環状交差点)を経験
音止滝(おとどめのたき)へ続く流れ
音止滝の直前
音止滝
白糸の滝が見えてきた
モダンな橋(滝見橋)が架かる
橋上からの全景
白糸の滝(高さ20m,幅150m)
滝の下流
B級グルメの富士宮焼きそば
まかいの牧場
牧場前のひまわり
田貫湖①
田貫湖②

2017年8月13日日曜日

娘と街ぶら

今朝はこの夏初めて,外廊下に蝉君が転がっていました.雌のクマゼミで意外に小さいサイズです.今年は舞い込んでくる夏の虫君が少ないような気がします.  さて,昨日から娘が帰ってきていたので,繁華街の夜店市に出かけました.今回は第55回ですので長いこと続いている催しですね.夏の風物詩として市民に根付いているようで大変な賑わいでした.  娘とこうして二人で出歩くのも久しぶりでしたので,居酒屋で一杯やりながら近況を聞きました.相変わらず仕事に追われているようですが,楽しくこなしているようなので安心しました.一方,浮いた話のほうはまだ当分無さそうです.  腹を満たした後はカラオケです.昭和の良き時代に流行った歌を覚えたいらしく,当時の演歌やデュエット曲を続けざまに歌いました.会社内の飲み会時に昭和歌謡を歌うと喜ばれるらしく,娘も社会人の荒波をかき分けながら上手に生きているようです.
蝉君(♀)
金魚すくい
私は臥龍梅と鯵なめろう
娘はTKGで締め

2017年8月9日水曜日

酷暑の中の清涼剤 まちかどコンサート

静岡市のきょうの最高気温予測は37℃!この夏一番の暑さです.この暑さにもめげずに静岡駅前まで出かけました.静岡市が企画している「まちは劇場プロジェクト」のひとつ,「まちかどコンサート」を聴くためです.場所は静岡駅北口地下広場ですので,地上の暑さからは逃れることができます.演奏するのは静岡交響楽団のメンバーで,本日はヴァイオリンとチェロの二重奏.静響はプロの管弦楽団ですので個々の奏者の腕前は問題ありません.  開始時間直前まで,すぐ隣で核兵器禁止団体が声を張り上げながら署名活動を行っていましたので,本当にコンサート始まるのかと心配でしたが,開始時間には収まりましたのでほっとしました.そういえば本日は長崎原爆投下から72年目のその日です.世界唯一の被爆国である我国の首相は相変わらずの言葉の羅列で,核兵器禁止条約への参加を見送る等,言動不一致が続きます.  さて,演奏開始です.曲目はバッハのメヌエットから始まり,モーツァルトのトルコ行進曲,ホルストのジュピター,いくつかのピアノ曲も含め7,8曲ほど演奏しました.ラストは本来はマンドリンのための名曲,モンティのチャルダッシュです.改めて聴いてみると擦弦楽器の表現力の豊かさに再認識させられます.ヴァイオリンの女性は淡々と弾いているようなのですが,この楽器の上品さを漂わすような演奏でした.チェロも伴奏,ときには主旋律を表情豊かに弾かれていました. こうしたクラシック音楽が地下ホールに響く場面をふと思い出しました.東京にいた頃,聴きに行ったラフォルジュルネでの東京駅地下街でのアンサンブル演奏です.その時は木管五重奏だったのですが,音楽が自然と街のどこからか聞こえてくる,そんな豊かな文化・芸術にあふれる街にいることの歓びを感じたものでした.  静岡でもこんな催しが仰々しくなく,ごく自然に開催されているのだなと嬉しくなりました. 悲惨な戦争を思い起こすと同時に,音楽の素晴らしさを改めて感じることができた真 夏の一日です.
今朝の富士山
静岡駅北口
竹千代像も暑そう
地下広場への入口
チューニング
弦楽二重奏
地下広場
立ち寄る客もちらほら

2017年8月8日火曜日

台風一過の夕暮れ時

幸い静岡への直撃はありませんでしたが,速度が遅いため各地で豪雨被害をもたらしたようです.
18:40頃 東方向
18:55頃 西方向
東方向
19:10頃 西方向
東方向
19:14頃 西方向

2017年8月3日木曜日

AI君ってまともなんだ

以前,この国の政治の堕落を嘆き,いっそのこと傲慢な政治家などAI(人工頭脳)君に取って代わってしまえばなどと戯れを申しましたが,お隣の大国ではなんとAI君のまともさがまことしやかに証明されてしまいました.AIとの会話サービスサイトにて「〇国△産党万歳」などと入力すれば馬鹿げたことと批判し,「〇国の夢」を問えばアメリカへ行くこととの返答.当大国のお上を慮って,即刻こうしたサービスを中止したようですが,改めて今日のAI君のまともさに感心することしきりです.こりゃお馬鹿な人間どもは早晩越されること必至ですね.まさに笑止千万!