2016年1月10日日曜日

マンドリンのニューイヤーコンサート

昨年は東京に出向くたびに,神楽坂の娘宅に泊めてもらっていたのですが,ある晩に酔っぱらって帰り,安眠妨害の罪で出入り禁止を食らってしまいました.今年初の東京でのマンドリン演奏会はイグチ主催によるマンドリンアンサンブルのためのNew Year Concert 2016です.演奏会終了後は必ず飲み会となりますので,行こうか行くまいかさんざん迷ったのですが,その日の朝に行くことに決め,新幹線に乗り込みました.せっかくなので,闘争中ではありますが,娘とカミさんを呼び出して神楽坂で昼食をともにしました.店はカミさんが聞きつけた,和牛丼が手頃にいただけるという「和牛贅沢重専門店・神楽坂 翔山亭」です.カウンター10席ほどしかない小さな店ですが,10分ほど待たされて入りました.初めてでしたので2,000円の「松」を頼みましたが,1,000円の「梅」でも十分和牛丼を楽しめそうです.腹ごしらえしてコンサート会場のルーテル市ヶ谷に向います.どうも開演時間を1時間間違えていたようで,すでに2組目が演奏中でした.3組目からが友人たちのグループによる演奏でしたのでなんとか間に合いました.まずはビアンカでの飲み仲間だったKさんのグループ.中央大の当時のコンマス連中が集まり,アンサンブルを結成し今回の企画に出演したようです.Kさんが数年前から温めていた計画をこうして具現化し,ステージに立つことがなんとも素晴らしく,羨ましくもあります.同じくビアンカ最長老のOさんも代表のYさんとともに同志社系アンサンブルとしてステージに立ちました.平均年齢70歳のベテラン組ですが,マンドリンを愛してやまない心意気には敬意を表したい気持ちです.さて私の所属する愛好会からはカルテット1組がエントリーしていました.私には意外に思える顔ぶれでしたが,よく練習したことが伺える演奏でした.本コンサートのトリはビアンカの精鋭メンバーによるカルテットで,その演奏はそれまでのグループのものとは次元を異にする高度な音楽性とテクニックを披露してくれました.プロを思わせる表現力とダイナミズムはまさに圧巻でした.素晴らしい!の一言です.さて,コンサート終了後はお決まりの打上げ会ですが,今回私はなんとなく気が進まず,イグチさんにも丁重にお断りして会場を後にしました.帰りは有楽町駅から東京駅に向かい歩いてみましたが,夕刻の都会もいいものです.久しぶりに丸の内ブリックスクエアを覗いてみると多くの人がイルミネーションや三菱一号館の夜景を楽しんでいました.こうしたところに身をおきますとなんとなく気分の高揚を覚えます.都会がもたらす魔力なのでしょうか.静岡に戻ったらしばらくケースに入れっぱなしのマンドリンを取り出してみようか.
和牛贅沢重専門店・神楽坂 翔山亭
先付け 和牛にぎりと味噌仕立て
和牛丼 始めはそのままいただく
残りは茶漬けにして
コンサート会場
ブリックスクエアの夜景
三菱一号館
東京駅前

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