2021年2月3日水曜日

オンキョーと獺祭

意外な取り合わせのようですが,モーツァルトの曲を聴かせながら醸すワインといった手法が日本酒の世界でも行われておりました.

一時期はオーディオ機器の分野で熱烈な人気を誇ったオンキョーですが,このところ赤字続きで昨年は多額の債務超過に陥ってしまったようです.そんな中でも新分野へのチャレンジもしており,最も有名な日本酒の一つである「獺祭」を造る旭酒造と組み,上記のような酒造りを始めています.オンキョー製の音響機器で醸造樽に最適な振動を与えることにより,より美味な日本酒を生み出す企画です.聴かせる音楽はこのために新たに作曲された交響曲第1番「獺祭」(作曲:和田薫)で,旭酒造の歴史や酒造りをイメージして作曲されたようです.日本センチュリー交響楽団による演奏で,今月2月27日豊中市にて初演される予定とのこと.

獺祭は好きな酒ですし,22年前に購入したオンキョーのミニコンポはいまだに就寝前にジャズを聴くため愛用しています.旭酒造の勢いに乗じてオンキョーも頑張ってほしいところです.

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