2021年1月21日木曜日

世界のリーダー

先日,メルケル首相率いるドイツ与党のキリスト教民主同盟(CDU)の後継党首選が行われ,ラシェット氏が新党首に選出されました.16年の長きにわたりドイツ国内はもとよりEUのリーダーとして,G7の主要メンバーとして活躍したメルケル首相は今年9月で退任すると表明しましたが,このことが世界10大リスクの一つとして注目されました.いかにメルケル首相の存在が世界平和にとって貴重であったかを示しています.後継者にとってその重みは計り知れませんが,その意を引き継いでいただきたいものです.

一方,米国においては国民の分断と民主主義の破壊をもたらしたトランプがホワイトハウスから去り,きょう(米国20日)バイデン新大統領が誕生しました.就任コメントを聴けば本来政治家が目指すべき当たり前の言葉が連なり,心に安堵感がにじみ出てきました.派手さはありませんが,さんざん痛めつけられた米国の民主主義が息を吹き返すかのような思いがいたします.

メルケル首相の退場とバイデン新大統領の誕生は世界をどのように変えていくのか興味は尽きません.同時に我が国のリーダーは世界のニューリーダーとどのように伍していくのか.一抹の不安は隠せませんが,まず求められるは新型コロナ感染の収束であることに間違いありません.

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