2021年1月21日木曜日

世界のリーダー

先日,メルケル首相率いるドイツ与党のキリスト教民主同盟(CDU)の後継党首選が行われ,ラシェット氏が新党首に選出されました.16年の長きにわたりドイツ国内はもとよりEUのリーダーとして,G7の主要メンバーとして活躍したメルケル首相は今年9月で退任すると表明しましたが,このことが世界10大リスクの一つとして注目されました.いかにメルケル首相の存在が世界平和にとって貴重であったかを示しています.後継者にとってその重みは計り知れませんが,その意を引き継いでいただきたいものです.

一方,米国においては国民の分断と民主主義の破壊をもたらしたトランプがホワイトハウスから去り,きょう(米国20日)バイデン新大統領が誕生しました.就任コメントを聴けば本来政治家が目指すべき当たり前の言葉が連なり,心に安堵感がにじみ出てきました.派手さはありませんが,さんざん痛めつけられた米国の民主主義が息を吹き返すかのような思いがいたします.

メルケル首相の退場とバイデン新大統領の誕生は世界をどのように変えていくのか興味は尽きません.同時に我が国のリーダーは世界のニューリーダーとどのように伍していくのか.一抹の不安は隠せませんが,まず求められるは新型コロナ感染の収束であることに間違いありません.

2021年1月20日水曜日

大寒

きょうは二十四節気最後の節気である大寒です.一年で最も寒い時期とされます.

※二十四節気(春夏秋冬を24分割したもの)・・・立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

昨日は英国変異ウイルスが静岡県在住の3名から検出され,国内ではじめて感染経路不明の市中感染例として報告されました.なぜ静岡で?と思いますが,大寒が一層身に凍みます.

2021年1月15日金曜日

医療崩壊

コロナ感染拡大に歯止めがかからず,とうとう感染爆発の領域に突入してしまったようです.首都圏ではコロナ症状が出ても検査,診療の遅延やコロナ診断後の入院拒否など,患者は自宅療養を余儀なくされる羽目に.自宅療養とは聞こえが良いのですが,実質は自宅への患者放棄といえます.ここ数日で自宅療養患者の死亡例が報告されるに至り,いよいよ医療崩壊が現実となりました.世界有数の医療環境を誇る日本での出来事とは到底予想できないことが現実に起こっています.重症患者の増加が続けば患者の選別,いわゆるトリアージが行われることになるとの日本医師会長の警告はまさに日本の医療の限界を示しています.

こうした事態に陥ったのはなぜか.この1年の経過を見る限り,政府の無策が招いた人災であると思えてなりません.

2021年1月7日木曜日

七草粥

「正月のごちそうに疲れた胃腸をいたわり,ビタミン等の不足しがちな冬場の栄養補給といった効用があり,新年の無病息災を願う習わしです.」これは昨年1月7日のブログ記事から七草粥について書いた抜粋です.本年もカミさんが炊いてくれました.どこへ出かけるともなく,家で籠る年始となりました.本日,政府にて1都3県対象の緊急事態宣言が正式決定されるようですが,わが家では壁に貼ったアマビエさんの画に向かい疫病退散を祈願するばかりです.

2021年1月1日 新年への願い

新しい年が明けました.

平穏な日常が奪われ,生活スタイルの変容が求められた昨年のコロナ禍.こうした非日常は10年前の東日本大震災でも経験しました.地震や津波による被害はもとより,目に見えない放射能汚染が不安を一層掻き立てました.今回も目に見えない厄介者は変異しながら感染拡大を続け,いまだに収束の光が見えてきません.頼みのワクチン接種も具体的な実施計画が伝わってこない有様です.厄除け祈願しようにも参拝に出かけるのに気が引ける現況です.

感染爆発,医療崩壊で明けた新年.天災なのか人災なのか問うのも虚しい限りですが,一日も早く感染収束を願うものです.