この日は冬至でしたので日中時間が最も短い日となります.夕方5時頃からあたりが薄暗くなりますと,空に星が瞬きはじめます.5時半ともなれば早くも夜空となり,南西方向にひときわ輝く星が見つかります.これが実はこの日木星と土星が最接近した状態で,目視では一つの星の輝きとして見えます.天体望遠鏡は無いので双眼鏡で見てみると,大小二つに分かれて見ることができました.この地球から見える両星の最接近の姿はなんと397年ぶりのようです.晴れた夜空でしたので半月のクレーターや赤く輝く火星もよく見えました.
地上ではコロナ禍により何かにつけてディスタンシングが叫ばれる中,冬の夜空では木星・土星の二大惑星の最接近という神秘的な天体ショーが繰り広げられていたのでした.
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