昨日の大河ドラマ「麒麟がくる」第21話は前半のハイライトである「決戦!桶狭間」でした.大軍を率いて織田攻めの進軍途中であった今川義元は信長軍の急襲により桶狭間にて討ち死にとなります.過去TV放送にて何度か本シーンを見ましたが,今回もなかなかの見応えでした.織田家家臣毛利新介が空中に舞い上がり義元を討ち取るシーンはやり過ぎ感もありますが,勝利した信長を迎える明智光秀の言葉「海道一の弓取り,今川義元を討ち果たしたのですから」の台詞には時代考証の小和田哲男さん(静岡大学名誉教授)の義元への想いが感じ取れます.これまでの義元公の公家然としたイメージを払拭し,名将として名をとどろかせた義元像を表現しています.
そういえば先月19日,JR静岡駅前北口広場に今川義元公の像が設置されました.昨年は義元公の生誕500年にあたり,像の設置が企画されたものです.推進委員長の小和田さんも除幕式に臨みました.義元公の像はすでに設置されている竹千代(徳川家康の幼名)君像を見守るよう隣り合わせで設置されています.家康公の像は同じく駅前北口広場の少し離れた場所に設置されており,静岡の礎を築いた両将がそろいました.
さて大河ドラマ「麒麟が来る」は今週放送分までで一旦休止となります.コロナ感染により収録が中断されたためですが,今回のドラマは久々の戦国時代ものであり,大河ドラマの王道としてファンにも好評のようです.第22話以降,本能寺の変までの光秀がどのように描かれるのかおおいに気にかかるところであり,放送の早期再開が望まれます.
ついでに朝ドラ「エール」も6月26日放送までで休止となってしまいます.残念!
善照寺砦で軍議の信長
決戦!桶狭間
竹千代君像を見守る義元像
南口には久能山東照宮碑
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