2020年2月10日
手元には29作品の「男はつらいよ」シリーズの録画がありますが,すべては観ておりません.観たのは浅丘ルリ子や大原麗子がマドンナ役として出演した作品です.洋画好きの私は確か映画館では一度も観たことないような気がします.でもたまに寅さんを観るとついつい吹き出してしまったり,切ない気持ちを抱かせたりとても楽しめる映画ではあります.そして今回は「男はつらいよ」第1作公開から50周年,第50作目として「男はつらいよ50お帰り寅さん」が上映されることとなりました.寅さん役の渥美清さんが亡くなって23年経ちますが,山田洋次監督は寅さんをどんな姿でお帰りさせるのかとても興味がありました.
本作品ではさくら(倍賞千恵子)の息子である小説家の満男(吉岡秀隆)が寅さんへの想いを辿りながらシーンが進んでいきます.その折々に登場するマドンナたち.まさに時代を感じさせる映像に感動します.
当時と比べ多分に世知辛く感じられる現代の若者たちにとって,寅さんのような存在がどれほどの癒やしになるか.もはや若者でない私も笑いと涙に包まれてしまっておりました.
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